2009年5月2日土曜日

いつの世も締め切りはちょっと辛い!?

先日、館林の田山花袋記念文学館にて、板倉町教育委員会・発行「みずば絵巻~川と道~」という無料の配布物を入手しました。折りたたみ地図のような体裁で、板倉町にある歴史的石造物や水にまつわる風景などが分かりやすく纏められている内容です。そのなかのひとつが「天保の締め切り跡」というもので、、、”天保12年に利根川の東遷事業によって締め切られますが、それ以前より本川ではなくなっていたようです。利根川流域で、締め切り跡や水路が残るのは、本地域のみで、とても貴重な国土遺産です”と書かれていました。
騎西の玉敷神社で1時間ほど藤の花を見た後で、そこへ行ってみることにしたのですが、、、肝心の利根川には、いくつも橋が架かっているわけではないので、騎西町からだと国道122号で北上して利根川を超えたら東へまわるか、先に大利根町にある埼玉大橋まで引き返すかするわけですが、地図も持っていなかったので、いつ目的地に着けるかどうかも分からない旅路となりました(笑)
ちょうど締め切り跡あたりを横切る道路が工事中だったせいもあって、知らずに通り過ぎてしまい、以前「群馬の水郷」をめざして歩いたあたりまで行ってしまってから、引き返しました。
旧利根川だった部分は、両岸に土手が残っていて、ほとんどは田畑と釣り堀くらいで、のどかな田園風景そのものです。行ってみて「なんだぁ、ここだったの?!」と、、、今までに何度か車では通ったことのある場所なのでした。片側の土手は車が通れますが、もう片方は、散歩やサイクリングに良さそうでした。
群馬と埼玉の県境は、この締め切り跡の真ん中あたりになっています。利根川より北側なのに北川辺町が埼玉県なのは、このような歴史的経緯(?)が関係しているのかもしれません。注意深く見れば、グーグルアースなどの写真や普通の地図でも、かつては川であったことが読み取れそうですが、知識より先に風景を見て「ここは普通とちょっと違う!!」という風にはなかなかなれそうにありません、、、。

2 件のコメント:

  1. ああ、仕事に少しケリが付いたので、覗きに来たのに(^^;一番聞きたくない禁句が。

    昔川って奴か...そう言えば、友人が建てた家の近所に、昔飛行場ってのがあります。戦争時代ね。たしかに真っ直ぐ空いてたよ(^^;

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