2009年5月27日水曜日

過去の巣の上で……

One flew east,
And one flew west,
And one flew over the cuckoo's nest.

足尾銅山観光での展示物のなかで、「あれっ?!こんなのだったかなぁ??」と前回(一昨年の9月)見たときと印象が全く違う人形が一組だけありました。
写真の左側が一昨年のもので、、、なぜか胸元をぎゅっと掴まれたように見えて、着物も汚れていますし江戸時代の女工哀史的なリアリティーが感じられたのですが、どのような配慮が生じたのか、、、なんだか清楚にスッキリしすぎたような衣装になってしまいました。写真を撮った時の角度のせいもあるのかもしれませんが、うらめしそうな視線も消えていました(笑)
まぁ展示する側の事情はともかくとして、着物が異なっていたということまでは分からなくても何か違うと思った自分の記憶は、いったいどんな風に記録保持されているのかと不思議な感じが生じたのでありました、、、。
実は、一昨年に初めて訪れたときには、展示されている人形などがどれもずっと以前にどこかで見たことがあるという既視感だらけでした。幼い頃に親に連れてこられて見ていたということがないか確認までしたものです。
はたして前世などというものがあるのかどうかも疑わしいことですけど、足尾へ行くと既視感だらけになるのが不思議です。道ですれちがったお婆さんが頭をさげながら「ああいつもご苦労様です」などと言ったりすると、なんだか別な自分が挨拶を返しているような感じがしてしまうのでした。

3 件のコメント:

  1. (´ζ`)ふぅ…
    ナルホド(゚└.゚ ))!!

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  2. ニコルソンはシャイなイングが気に入っていました。

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  3. 一昨年の方が、よりらしい感じに見えますが、それは我々の固定観念なのかもしれません。女工一人一人にもそれぞれ人生があり、祝賀や婚姻祝いの席に呼ばれたのかもしれないね(^^;事実は小説より奇なり。

    しかし、前回と違うと分かる所が凄いなぁ(・・)

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