2009年2月28日土曜日

しめさまのおひめはとれましたか?

通勤時は往き帰り共に雨で、昨日降ったという雪を見ていません。その雨も微妙な降り方で、折りたたみ傘は一旦開くと電車内などで邪魔になるので、傘を使わなかったら、、、それはそれで、けっこう濡れてしまいました。
小学生の頃に金田一博士系の国語辞典に載っていた方言分布地図のようなものをみて、なぜ埼玉県の一部分が「京訛り」地域になっているのかがとても不思議でした。たぶん江戸時代の頃のことなのでしょうが、今はさいたま市の岩槻区となっているあたりに、京都からたくさんの人形職人が移住させられたということが、京訛り地域の原因かと推定されます。
雛人形作りは、完璧きっちりと分業されているようで、近年のISO規格のようなものとは、まったく違う理念で制作されているものかもしれません。
吹けば飛ぶような将棋の駒に女が入り込むことは許されませんでしたが、チェスでのキングとクイーンの位置は、実際の王座を反映しているとか、、、ヨーロッパの王国全てで一緒だったのでしょうか???
お内裏様とおひな様、どちらが右か左か、分かっているようないないような、、、昭和以降は、天皇皇后の御影写真にならっているのだそうな、、、。
幼い子が下から見上げる段飾りの雛人形の顔って、不気味に見えることもあるのではないかと思ったのですが、、、西洋の玩具人形のように夜中に騒々しく暴れたりは、しそうもありませんよね(笑) しめさばとひめさまどっちが美味しい?

2009年2月27日金曜日

おひとりさまおひなさま

いつも壁を背にしているゴルゴ13を刺客るには、忍者のように壁に同化できなければならないかもしれません。この時期、なかなか後塵を拝する(?)ことができない御一行が、おひなさま組の皆様です。海外からは、ウサギ小屋と言われる住環境にあわせてのミニチュア化やマンガ風なデフォルメがされたりもしましたが、基本的な様式には変化がないようで、メリーゴーランド的な回り舞台の上に乗った雛人形なんてのは、まだ見たことがありません。段飾りでない「お内裏様とおひな様」だけというのは販売されているかもしれませんが、おひな様の単品、つまりおひとりさまのおひな様ってあるのでしょうか???雛祭りのおおもとと言われる「流し雛」の場合は、単体流し?それともペア流し?
まぁ、子は親の背中を見て育つなどとも言いますので、背中は大切にしましょう(笑)
かれこれもう40年くらい前になるのかもしれませんが、、、五木寛之作詞の歌に促され、幸せに背を向け荒野を目指した青年は、いま還暦を過ぎて、どんな荒野で暮らしているのでしょうかね(^^)

2009年2月26日木曜日

目に入れても痛くない「かね」?

去年あたりから、ちょっとあやしいとは思っていたのですが、、、ついに花粉症の症状がでてきちゃいました。眼球を抉り出したいくらい目が痒くて、たまりません。それがなんとなく外出しているときよりも部屋の中にいるほうがひどくなっているような感じがするので、ハウスダストってやつのせいなのかもしれません。
旧PCバンと旧ニフティサーブなどの契約解除に続いて、ここ二年間ほど基本料金という名前の無駄金を支払い続けてきたスカパーを完全解約しました。ぜんぶ無人自動受付の電話、米印や番号の入力で済んでしまうのかと思ったら、ちゃんとオペレーターが登場しての引き留め説得がありました(^^;)
世の中の多くの人が、あまり意味のないお金を気にしないでアバウトに支払い続けているという状態のほうが、いろいろとめぐりめぐって良いことになってゆくような感じがしますが、、、大企業みたいなとこから真っ先に、けちんぼー化してしまっていそうです。
今月は、日光にも一度も出かけず、水戸くらいしか「ぷち遠出」をしていないので、生活財政赤字幅が最小限で踏みとどまっています。今日は、あまり交通費のかからないところで、館林へと行きました。もう少し日差しがあるかと思っていたら、寒いだけの一日でした。

2009年2月25日水曜日

白浪お白洲誤認衆

さあさあおたちあい南無あめりかん合衆国だよ、全員集合!!メリケン波止場でのぺんぺん草の一番摘みがどれほど高くつくか、、、知らざあ言って聞かせやしょう。いまだ大麻が大罪のこの国で、麻は生えてもリネンなしとでも申すのでございましょうか?だじゃれた勤労は、ユニコーンの民ちゃんにでもまかせて叟の渋い顔。日放協が、どれだけ香を焚こうとも白洲次郎は、蘇らぬ金狼よ!!みんなそれぞれのご都合でよろしくやっていきませう。中小企業びとは、ムダ骨ばかりをまっさきに折らされておりますが、コーム員とコッパ役人は、無駄骨折ってる暇などありませぬ、それより前に身を粉にして働くふりだけ上手です。仕事がなければ、仕事を作ってしまえば万事まるまるおっけーなのは、警察とて同じムジナの虎の穴、凶悪犯を捕まえようとして痛い目に遭うよりは、葉っぱ育ててぽわ~んとしている輩をお縄にする方が、簡単お手頃成績アップの秘訣です。なぜか麻には、とんとんとんからりとリネンなし。税金で喰ってる裁判官の仕事を手伝って、なんで人が人を殺すことに荷担せねばならぬのか、おしらすください桜田紋もん花吹雪。アカデミー賞もちょっと金がありそで、金になりそなとこにしておこっという、これもビッグなあめりかなめんなよの心意気。シブがきが、しこふんじゃった頃より興味もなくて、末広がりに涼しさ加わろうとも同じ事。さてさてさてさてさては南京玉すだれ、はては南京大虐殺。散らせるもんなら散らしてみろぃ殺さなくとも万事休すと自ら死ぬ人巷に溢れ、おくりびとさきにおくられ、なりたて坊主が習わぬ経を読む。さては南蛮玉遊び、心ハラハラ辰ってはならぬよ星の仙人。石川や浜の真砂は尽きるとも世にブログの種は尽きまじ。あーめんらーめん、どちらがうまい?

2009年2月24日火曜日

エコロのココロエ、エロエロジー

お仕事では、報告書や企画書などを作ることなどとも無縁なので、なにか文章を書くことになるのは、このブログだけしかありません。なんとか昨年末の12月30日から今日まで毎日更新してきましたけど、実際のところちょっとお疲れ気味になってきました(^^;)
ほぼまったく見たことがなかったのですが『ほぼ日刊イトイ新聞』というコピーライターの糸井重里さんのサイトは、1998年6月6日から一日も休まずに更新されているのだそうです。
「毎日やるってことは”ヘンになる”ってことなんですよ。いわゆるその道のプロというのは、みんなどこかがヘンなんです(笑)。人間はひとつのことを毎日繰り返していると、やがてそのことがとってもうまくできるように変形していくんですね。すると世の中には変形していない人がほとんどだから、変形してる人に注文がくるようになる。ヘンな部分を褒められるようになるんです」 …… 引用が長くなってしまいましたが、地下鉄系無料雑誌のなかでの糸井さんの弁です。
十年間ヘンになり続ければ、なにか花が咲くということのようです。ヘンになるというのは、満員電車の中で、女の子のお尻を触ることではありませんよ、、、わかりましたかエロエロ爺(笑)

2009年2月23日月曜日

ほ~らほら法螺ホラーショー

ここ1年以上、携帯電話を持って出るのを忘れてもデジカメは忘れなかったのですが、今朝は両方共に忘れてしまいました。こんな日に限って、東京に大地震なんかが起こるに決まってるなどと思いましたが、何事もなく、特に撮りたい対象があって惜しい思いをすることもなく帰宅しました(^^;)
お値段の高い席しか残っていなかった、さいたまアリーナでのクラプトンとベックの共演は完売できたのでしょうか?
ひら~りヒラリーおばさまによるアジア4カ国公演は盛況だったようで、これはもうハリウッド仕込みの専門家がきっちりお仕事されているということですよね。
この国に於いては、前興行主が笑っちゃうくらいシナリオを読み間違えるだけでなく、最悪のシナリオってやつに書き換えているようです。それでも別パーティーのお品書きの方も、はなをかじったごじっぽひゃっぽの感をまぬがれず、集客できそうにありません。
2月に13日の金曜日があると、閏年でなければ3月にもあることになります。ハッタリのワンフレーズさえあれば千客万来のB級ホラーに学べよ、にっぽん!!

2009年2月22日日曜日

義っちょんちょんだ毘ょ~ん!!

今日、放送分のNHK大河ドラマ「天地人」で北斗七星の話をしているときの映像が、けっこうリアルな星空だったのは良かったのですが、、、なぜか蠍座と射手座(南斗六星)あたりだったのは、演出家の深い深い意図があってのことだったのでしょうか?
クビを曲げたハクチョウ二羽が向かいあってハート型になって見える写真があったら見たいというようなことをネット知人から言われたのは、一年ほど前のことでした。自然の状態で、ハクチョウ同士がキスをするかのようにクチバシを合わせることは、まずありえないことのようです。撮影角度的な偶然で、まぁまぁなハート型になって見える写真は何枚かありましたが、どれも完璧決定的といえるほどのものではなかったような気がしてます。
今回の写真は、らぶらぶハートではなくて、互いに威嚇しあうコクチョウのものです。でもキャプション次第で、愛のダンスを踊っているとでもすれば、不思議とそんな風にも見えるものかもしれません。北斗七星が天の赤道あたりに移動したって、台詞次第でドラマは進むものです(^^)

2009年2月21日土曜日

くるみ饅頭つぶして泣くな!?

およそ2ヶ月ぶりで吉祥寺にある井の頭自然文化園へと行ってきました。
やはりコクチョウの卵はだめだったようで、巣は残っていましたが卵はなく、もちろんヒナの姿もなく、親鳥は離れた場所をうろうろしていました。
ウォークイン形式のニホンリス・ケイジは、寒いせいなのか今までで一番活気がない感じがしました。一匹のリスが手を差しのばしてきたので、人差し指で握手するかのようにしていると、いきなり中指の先にをクルミだって砕いてしまう鋭い歯で噛まれました(T_T) 滴るほどの流血です(^^;)
去年の今頃の手帳を見ていたら、、、「偕楽園…JR常磐線で上野から約2時間、水戸駅北口からバス15分」などの記述があるので、計画だけで終わっていたようです。23日の天気は、「晴れ」と一緒に「一時ひょう・あめ強風」とメモされてました。この時期は、冬の空気と春の空気とがおしくらまんじゅうおされてなくな!!の時期なのでしょうね。

2009年2月20日金曜日

なんでじゃなんでじゃデジャヴちゃちゃ

水戸は、これまで一度も通過したこともない街です。好文亭も写真ですら見ていないはずなのに既視感の連続という感じがありました。たいていは、ずっと前に寝ているときの夢で見た気がするというものです。
蜘蛛の糸と同等の細さと強度を持った繊維を人間のテクノロジーではまだ作り出せないそうですが、もしかすると精子や卵子には、とてつもないくらい記憶容量があって、人類が誕生したときから見聞きしたことを全て保持しているのかもしれません。それが、なにかの拍子にぽこっと取り出してしまったのが既視感というもの、、、なんてのは、あまりにあり得ないお話です。ともかくデジャブじゃぶじゃぶは、不思議世界出入り扉のひとつかもしれません。
偕楽園に隣接して常磐神社がありました。本殿がコンクリ造りで、風情がないなぁと思いつつ裏手に歩いてゆくと、ところどころ欠けて破損している一対の陶製狛犬が置かれていました。そこに近づいたら、、、直径にして2~3メートルの範囲なのですが、なにか「空気」が別物で心地よく、風邪の邪気がどんどんと抜け落ちてゆくような感覚がありました。
いわゆるヒーリングスポットの類だったのではないかと思います。ただし同じ場所、同じ時間帯なら常にそこに存在するというものではないようです。ほんの数分で、咽喉の痛みが消え、咳が出なくなって、呼吸もしやすくなりました(^^)v
帰り道では、三羽のヒナを連れたコクチョウにも会えましたし、、、また訪れたい街となりましたが、水戸までの片道交通費で、日光まで往復できるあたりが、最大の迷い道つれづれちんとんしゃんでございます。

2009年2月19日木曜日

好きふみをかきくけかっこー、うめぇうめぇ

水戸の梅まつりは、「第113回」となっていました。これは、年1回のカウントなのでしょうかね?113年前だとしたら、、、明治29年で、樋口一葉が亡くなった年になります。
千波湖畔は、3キロほどの周回ジョギングコースになっていて、朝から多くのジジババがわっせわっせしていました。そのすぐ脇にコクチョウが営巣して卵を温めています。一羽だけてなく右に左にいくつも。たぶんハクチョウだと、犬猫などがたやすく入れる場所に巣を作ったりしないのではないでしょうか???
渡り鳥でないコブハクチョウが飛ぶ姿は、まだ目にしたことがありません。ここにいるコクチョウたちも渡り鳥ではなくなっていそうなので、めったに飛ばないのだろうなぁ~と思っていたら、一羽がどこかへ飛んでゆきました(^^)
水戸と言えば、黄門さまより納豆です。名産地は、消費地でもあったとすれば、湖畔を元気にぐるぐるしている老人達の健康の素なんですかね、、、。水戸駅に到着してから2時間以上かかってやっと偕楽園へとたどりつきました。湖畔は、半周すらしていないので、時速1キロにもなりません(笑)
あしたからの梅まつり会期中である土・日では、花より人を見に来るはめになるのではないかと思えるくらいの人出となっていました。梅林散策よりも先にまず建物のほうで「好文亭」に入ってみることにしました。梅の別名「好文木」に由来する名称だそうです。

2009年2月18日水曜日

梅の香もわからぬ鼻で花を話す話かな

相変わらずまだ風邪の諸症状ぴーぽーしてますが、今日は北風ぴーぷーしそうにないので、長年の懸案(?!)だった水戸偕楽園へと出かけてみることにしました。
水戸方面へは、JR常磐線のみで行けるという固定観念に囚われていて、それで調べてゆくとちょうど乗りやすい時刻に電車がないという印象があります。ところが他にもルートが存在していて、埼玉からならばわざわざ東京・千葉を経由せずに、栃木の小山から水戸線を使う方が、時間もかからなく料金も安くなることに気付きました。水戸線の両サイドほとんどは、地平線の方まで田園地帯という眺めです。初めて乗車する路線は、景色がとても新鮮に感じられます。そして田んぼの中に突如として巨大なショッピングモールがあるみたいな、、、。
水戸駅から偕楽園までは、バスに乗っても歩いても15分くらいで行けるようなのですが、千波湖のいちばん東端に着いたときに一羽のコクチョウがのっしのっしと歩み寄ってきたので、写真を撮っていたら、、、あっ!!コブハクチョウが来た!! おっ!!いつのまにか何羽もコクチョウが来た!! ああっ!!コハクチョウの群れがいる!! という具合で気がついたらデジカメの2Gメモリー1枚使い切っていました(^^;)
ところで「水戸の梅まつり」は、あさっての20日から3月31日までです。

2009年2月17日火曜日

孤独カモメ、そうかもね

一番近い海までは、50キロ以上の距離がありそうなところなのですが、今年も一羽だけ黄色いクチバシをしたカモメがやってきました。渡鳥にとっての数十キロは、たいした距離ではないのかもしれませんが、去年に続いて、たった一羽だけ来る理由はなんなのでしょう???
今日は、孵らぬ卵を抱き続ける黒鳥はどうしているのか、吉祥寺まで行くつもりでいましたが、あまりに冷たい強風が吹き荒れていたので、お散歩は取りやめにしました。
風邪薬は、即効力がすべてのような気がします。でも飲んでいるのは漢方薬に分類される錠剤の「葛根湯」。風邪の諸症状の緩和に、なにか役立っているのかも謎なくらい効き目のはっきりしない薬です。昨日から今朝にかけては、咽喉の痛みと咳が主だったので、大量のノド飴とうがい薬を併用しました。うがい薬は、痛いくらいに咽喉にしみて、風邪の菌が断末魔の叫びをあげて滅びてゆく妄想につながるのですが、実際にそんなことになっているかどうかは分かりません。日本人は、マッサージなんかでも痛いくらいでないと効果がないように感じてしまうところがありそうです。
午後からは、咽喉の痛みがなくなって、鼻水・鼻づまりに移行したようです(^^;)

2009年2月16日月曜日

てふてふひらひら、春まだ遠い?

目覚めたとき、、、咳はでそうになく咽喉の痛みもないので、おっ!!この小康状態は、一晩で風邪に勝利したかと思ってしまいましたが、風邪の方が寝坊しただけでした(^^;)
紙を蝶の形に切り抜いて、割り箸など棒の先につけ、ひらひらさせていると本物の蝶が仲間がいると思って近づいてくるという幼稚園工作についてふれたことがありますが、もっとリアルなフェイクひらひら蝶が売られていました。実は、先ほど撮った写真を見ていて気付いたので、左隅にちょこっと写っています。目黒駅の近くにあった花屋さんなので、たぶん花束の飾りとして添えられるものなのかもしれません。売っている側は、それを振れば蝶が寄ってくるなどとは、微塵も想像していない可能性があります。
さてさて某Aと某Bの意外な結びつきということにお話が展開してゆく予定でしたが、風邪ぼっーと頭では、無理なようなので、また今度。

2009年2月15日日曜日

くしゃみ3回、人の噂は75回

風邪をひくと、ちゃんちゃんばらばら、、身体の中で陣取り合戦でもしているような錯覚(実感?)になります。風邪の諸症状がいろいろでているうちはまだ身体が劣勢ということなのかもしれません。小学校の校庭の真ん中に大きな木がありました。熱が出ると、その木に吊されて、わたしが時計の振り子のように揺れている夢を必ず見ました。咽喉のすごく奥の方から黒い痰がでると、すっと熱が下がって、清々しい感じがしたものです。年に一度はそんなことがあったように憶えているのですが、大人になってからは、あまり発熱することもなく、めったに風邪の諸症状すらご無沙汰で、風邪薬を飲んだのが一体何年ぶりなのかも分からないくらいです。風邪に早々に勝利するには、なにもしないでひたすら眠るのが肝要かもしれませんが、今回は働きながら長期戦も覚悟で、、、。

2009年2月14日土曜日

カンガルーがいる「れ」

バカ陽気に付ける薬はなさそうですが、もう明日からは寒さが戻ってきてしまうようですね。咽喉が痛く、少し咳がでて、かすかな頭痛がします。これに加えて目が痒いので、風邪と花粉症のダブルぱ~んち!!かもしれません。
埼玉県桶川市にある「さいたま文学館」主催の講演会へと行きました。講師は、推理小説家の北村薫氏で「読むこと・書くこと」というテーマで、インタビュー形式1時間半のお話でした。先入観も偏見もないかわりに実はこの著者の作品を一冊も読んだことがありません。わたしの本棚を見渡したら単行本が一冊ありましたが、まだ読んでない分でした。やはり対象への興味というのは、睡魔払いの重要な要素のようです。3歳の子供が、ひらがなの「れ」を見て、「カンガルーがいるね」と言ったというエピソードからお話が始まったようでしたが、、、外の陽気とは裏腹に会場内はエアコンが効きすぎで寒くて、安眠できませんでした(笑)

2009年2月13日金曜日

ロココはこころのロコモーション

「色眼鏡で人をみる」とは、「偏った物の見方や先入観にとらわれた物の見方」のことのようですが、なんだか常に色眼鏡を使ってしまっているかもしれません。全くの無知であれば、先入観もないかもしれませんが、むしろ先入観が覆されたり、力ずくでねじ曲げられるダイナミズムを楽しむってのが人生の面白味になりそうな感じがします。
「祝祭の衣装展~ロココ時代のフランス宮廷を中心に」の目黒区美術館と「ポワレとフォルチュニィ~20世紀モードを変えた男たち」の東京都庭園美術館とを見てきました。前者のマネキンは顔の部分だけ付け替えられる仮面型で、後者は卵形みたいなのっぺらぼーでした。保存状態が良かったのか、18世紀や20世紀の初め頃の服には見えなくて、展覧会用に複製したものなのかと思ってしまったくらいです。
あまり見たいものではありませんでしたが、初めて目黒寄生虫館へ行って見ました。古びた洋館で、薄暗い中に変色したホルマリンに漬けられた寄生虫が硝子壜に入れられて並んでいるというおどろおどろしい感じの「先入観」があったのですが、香水の壜でも並べて売ってるかのようなおっしゃれ~なお店風でした(笑)
関東でも春一番が吹いたようなことを天気予報の時に言ってましたが、ほんとかよ?!といきなり耳に色眼鏡、、、。

2009年2月12日木曜日

歪んだ時計は、ダリの落とし物?

自分がいる世界とは、こんなにも鮮やかなんだ!!と思ったのは、初めてコンタクトレンズを装着した時の数分間だったかもしれません。
今、公開されている映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生 」は、観にゆく予定もありませんが、これは一種のタイムトラベラー話なのでしょうか?歴史的事実とリンクさせてゆくみたいな手法は、「フォレスト・ガンプ」調? 公式サイトで予告編をみただけで、全部観た気になってしまいました(笑)
映画の内容はともかく、原作が『華麗なるギャツビー』などを書いたスコット・フィッツジェラルドというのが、とっても意外でした。これもまた読んでもいないのに申し訳ないすまぬすまぬになってしまいますが、映画を観るほどには面白くないのではないかという予感がします。あるいは、どんな掌編でも長大な、感動的な映画に変容しうるということでしょうか。歪んだレンズの眼鏡をかけて、やっとスッキリみえる世の中には住みたくないものです、、、。

今日は、樋口一葉所縁の伊勢屋質店スタジオでモデルのお仕事でした。江戸時代、、足ぬけ女郎(?)という設定でかなり大変でした。疲労困憊という感じです。でもいい絵が撮れたのではないかと思ってます(^^)

2009年2月11日水曜日

空色も移りにけりないたずらに

花になくうぐひす、みづにすむかはづのこゑをきけば、いきとしいけるもの、いづれかうたをよまざりける、、、これは、『古今和歌集』「仮名序」の一節ですが、「花」と言えば黙っていても「桜」になるのは、もう少し時が流れてからのことのようです。
梅から桜へとパラダイムが変容するほどの時間ではありませんが、、、起きなくてはいけない時刻の1時間も前に目が覚めてしまって、なぁんだと思って油断していたら、そこから一瞬だったのに3時間が経過してしまいました。走れるとこを全部走っても定時には間に合いそうもないので、勤務先に電話してお休みしてしまうことにしました。
昨日のように気温は上昇せずに時折、空から氷の粒が、、、。日曜・祝日がお休みの友人と一緒に秋葉原へ行くことになっていて、22日に予定したのを繰り上げて出かけることにしました。
若い男の子がメイド服の娘と肩を並べて歩いていましたが、、、そういうメイドとの一緒にお散歩商売が成立しているのか、彼女がコスプレ趣味なのか?声をかけて問い質さないと分からなそうでした。友人の指摘で気付いたのですが、秋葉原でジャンク品を漁っている人達とアニメキャラクター系などの趣味の人達とでは、服装や靴のグレードがまるで違うのでありました。食事の場所にしても、商談成立しちゃいました!!という感じで、ネクタイをした人達がぞろりとでてきた飲食店のお品書き値段は、けっこうなものでしたし、狭い一画でも棲み分けみたいなことがちゃんとあるものなのですね。秋葉原の青果市場で働いていた人達には、どんな風に見えているのだろうと思いました。
一時、リッター95円くらいまで下がったガソリンでしたが、ぜいぜいぜい込み100円ポッキリだぜい!!になってました。普段あまり車に乗らなくてもガソリン価格などを見ておくと、見馴れた景色すら突然ビビッド!!に変容するものです。

2009年2月10日火曜日

紀元前660年のじんじんじん

「腹の虫が治まらない」と同様に「怒り」を表すのに「腹に据えかねる」がありますが、こちらは虫下しも効きません。怒髪天を衝くことも加わって国民の政治不信は、どんどこどんどん増殖していますが、民主主義であっても簡単にはチェンジできないのだから、独裁者が腰を据えてしまった国家を変革するのはとっても困難だということでしょうね。
「虫唾が走る」というのは、現代ではとても不快な様や嫌でたまらないという意味にしかならないようですが、江戸時代の頃では、美味しそうで唾がわき出てくると解釈しないと意味が通じそうにない川柳などがあります。テレビで見る某国首相のひん曲がった顔は、こみ上げてくる虫唾を懸命に堪えているように思えますが、きっとてっぺんに行けた美味しさをかみしめているのかもしれません。彼の祖父は人を食って元気の秘訣にしてましたね。
「蓼食う虫も好き好き」とも言って、他人の嗜好は謎のまた謎、、、あしたは、イランの革命記念日だったでしょうか???
花になくうぐひすは、一日にどれほどの虫を腹にいれるのでしょう?

2009年2月9日月曜日

春よ来い、頭に来るか腹に来るか

虫の知らせはどこへ来る?
でんでんむしは、かたつむり。パンスト破るは、でんせんむし。「腹の虫が治まらない」と言うときの虫は、空腹時に鳴く虫とか単に寄生虫を言っているのではなく庚申信仰の「三尸(さんし)」と関係がありそうに思えますが、本当のところはまだ調べていません(^^;)
青面金剛に踏みつけられている三尸と見ざる・聞かざる・言わざるの三匹の猿を彫った庚申塔は、かなり多く道端に建てられています。庚申の夜、青面金剛に疫病の予防治療と人間の身体にあって、人を短命にするという三尸を除いてもらい、長生きできるように祈るものだそうです。写真の石塔は道しるべも兼ねていて、昔は多くの人が往来した場所なのでしょうが、今は誰も通らないようなところです。
標本になっているような寄生虫は長大で、そんなものが腹の中に入っていると想像するだけでも不気味ですが、飲むと危ない水しかないようなところで生活するなら、寄生虫がお腹の中で毒消しをしてくれるそうです。たぶん関係はないかもしれませんが、花粉症なんかは日本でほとんど寄生虫との縁が切れてから発生していると考えるならば、もしかすると「無視」できない程度には、役立っていた虫だったのかもしれません。

2009年2月8日日曜日

HALかなる、ででれこでんでん

昨夜、厳しい戦いとなっていたフィギュアスケートの真央ちゃんはどうであったのかと録画予約しておいたテレビを見ようとしたら、録画されていなくて「(チューナーの)デバイスが見つからないのでパソコンを再起動してみそ!!」とのことでした。指示通りに再起動するとパソコンメーカーのロゴを表示して止まってしまい起動の選択もできない状態です。一週間前に1年間の保証が切れたところなので、ぷっつんしたのはマザーボードかハードディスクかと、しゅるしゅるしゅるっ~と身体から元気が抜けてゆく感じがしました。
しばらく呆然としたのちに気を取り直してパソコンの側面を開き覗いてみると、、、ハードディスクの底面基盤にホコリが溜まっていたので、これを掃除機で吸い取ったら何事もなかったように正常に起動しました。
パソコンは、新旧2台が常時電源ONのままなのですが、今朝起きると旧型のほうのモニターが真っ黒で何も映っていなくなっていました。これも再起動させてみると、、、やはりモニターにはなにも表示されていませんが、パソコン本体は正常の様子でした。
出勤前のあわただしい中での悪い部分検証作業とあいなりました。まぁ結局は、グラフィックボードがご臨終のようです。お仕事帰りにグラボを購入してきましたが、壊れたのがどれほどのスペックであったのか記憶にないので、選択に迷いました(^^;)
なんだか知らないうちにグラボも新規格になってしまったのか、挿すところの形状が異なるので購入した物は使えないことが判明しました(T_T)
よく連鎖的に家電製品が壊れることがありますけど、それって電灯線のなかを魔物がびっりびりっと通過していった結果なのかと妄想が脹らみかけます。魔群の通過、今夜はあなたの部屋へと……。

2009年2月7日土曜日

インフレにタミフルは効きません

インフルエンザは風邪ではないというお話もあるようですが、職場ではひとりかふたりずつ、まるでバトンタッチリレーするかのように感染して休んでいます。ちょうど半数まできました。今から思うと子供の頃に着用していたガーゼのマスクなんか、ただの気休めにしかならなそうですね。
コロンブスが新大陸を発見してから地球をぐるりと半周以上、、、シルクロードをぱっこんぱっこんしながら、遙々日本にまで梅毒が届けられるまで20年ほどかかったそうですが、今なら20日とかからないかもしれません。
ひとり暮らしの場合は、寝込む前に食料などを仕入れておかねばいけませんが、大抵そんな時はすでに食欲など失せているものです。去年の毒入り餃子事件よりもずっと前から、冷凍食品などの備蓄はやめてしまいました。万が一の事態に備えても大危機がやってくるまえに賞味期限がやってきて、銭失いの油断大敵となってしまうものです。
わたしの自宅でのインスタントコーヒー消費量は一ヶ月あたり100グラム程度でしかありません。今朝一壜なくなったので、買い置きしてある賞味期限を確認してみました。インスタントコーヒーは、スーパーの安売りの時に毎回買うとすぐに1年分くらいの備蓄量になってしまいます(^^;)
200グラムのビン入りと詰め替え用170グラムパックが紙パッケージと両面テープで連結されているのが、あと1ヶ月くらいで期限切れとなる日付けになっていました。ところが、その連結を解いて、よく見ればビン入りの方はまだ1年以上も賞味期限があります。詰め替え用が先にダメポになるなんて、このコーヒー会社はアホですかバカですかというダメポさ加減ではないでしょうか。でもインスタントコーヒーなんかは、あと20年後でも美味しく飲めてしまいそうな感じがします。
インフルエンザが目に見える大きさだったら、防ぎやすいかもしれませんが、けっこう気持ち悪いでしょうね。

2009年2月6日金曜日

風は見えないけど見えてるような気がする

人面魚などというものがテレビなどで取り上げられたのは、もうだいぶ昔になってしまいました。写真の蜘蛛は、人面よりもオズの魔法使いなんかに出ていそうなライオン顔のような感じです。この蜘蛛を補食しようとしたなにものかが、「わっ!!ライオンだぁ!!」と逃げ出すなんてことはないでしょうけど、、、それでも何か得することがあるのかもしれません。
どこかの大きな本屋さんでも図書館でも隅から隅まで背表紙を読んでみるなんてことは、まだしたことがありませんが、世の中には間違っても手にとって読んでみることをしない書物のほうが圧倒的に多いものです。たとえ間違って読み始めてしまって、内容もだいたい理解できたとしても興味がなければ、きっと3歩歩いたニワトリ状態できれいさっぱり忘れてしまうことでしょう。
「風を読む」という言い方は、どこか格好良いですが、冷たい突風の吹き荒れている日に街をふらふらしていると、風を読むのではなく、風邪をひきます。

2009年2月5日木曜日

仁和寺にある法師、山までは見ずとぞ言ひける

『書を捨て街へ出よう』という本は、団塊世代の青春愛読書でしょうか?書名だけはよく耳にするものの内容についてはひとつも引用されることがない感じがしています。
4冊目になる「ぐるっとパス2008」で4回目の多摩動物公園へと行きました。今回は、なんと動物園に行って、ひとつも動物を見ることなく帰ってきました。ずっと昆虫園で蝶とバッタとハチドリを見ていました。蝶の種類は少なかったのですが、数ではこれまで3回よりも一番多いような感じがしました。たとえ数えたとしても数えられないので、実際のところは分かりません。ハチドリは、1秒間に80回羽ばたくと書いてありましたけど、これは誰かが数えたのでしょうかね???なんとなく手首のあたりが痒いなと思ったら、こちらでは黒い蚊がホバリングしておりました。
晴れてきてとても暖かくなると言っていた天気予報は大ハズレでした。都内で見かけるユリカモメが去年と比べるととっても少ないことと浅間山の噴火とは、たぶんまったく関連性がないことなのでしょうけど、なんか気になります。風が吹けば桶屋が儲かるというように世の中なにがどうつながっているのか、見えているのに見えないみたいなハチドリの羽ばたきのようなものかも、、、。

2009年2月4日水曜日

あっちむけほい、食べる恵方に見るパラダイス

優秀な探偵が視聴者の疑問を徹底的に解明してゆくという「探偵ナイトスクープ」は関西の長寿番組ですが、関東では今のところテレビ埼玉が放送しています。この番組でよく取り上げられていた「パラダイス」がどんなものなのか、すぐに頭に浮かばなければ、関西人とは言えないってくらいのものかもしれません(笑)
「恵方巻」もその関係業界の努力によって全国的に認知されつつあるかもしれませんが、関東ではまだまだ定着していない感があります。
ぽにょではじけた藤岡藤巻が唄う「死ね!バレンタイン・デー!」という曲の内容はさておき、どこかの一業界創出イベントとしてはバレンタインデーが最強ですよね。文字通りの「義理チョコ」というものがでてきたところで、しっかりと日本社会に根付いたと言えるような気がします。義理と人情を秤にかけりゃ…のあとがどう展開してゆくのか知りませんけど、、、ぎりぎりのところでのこったのこったしている風物を探しに今日も歩こう、、、。

2009年2月3日火曜日

けりつけにけり、かなつけよかな

のら~りとした猫は、よく写真に撮っていますが、それに比べると犬を写真に撮ることはずっと少ないです。これはまぁ、のらのらした犬というのに殆ど遭遇できないからかもしれません。
鬼の顔をした鬼瓦は、鬼瓦全体からすると少数派になりそうな感じがします。とっても漫画風な鬼瓦もありますし、同じフランチャイズ仏閣だから同じ鬼瓦を使うなんてこともあまりなさそうです。つまり別の場所でまったく同じ鬼瓦をみることはありえないか、とっても希なことなので、絵柄入りマンホールなんかよりも楽しめそうです。でも屋根が高すぎてよく見えないとか、逆光で写真に撮れないとか、、、さらに難易度が高まるということに快感を感じる方もいるかもしれませんね。
異形の顔をした鬼瓦が付いているのは、お寺ばかりで神社で見ることはないというのも、なにか理由があるのかもしれません。そんなようなさまざまな疑問を徹底的に解明してゆき、けりをつけてゆくなんてことはちっともせずに、今日もひねもすのらりくらりかな、、、。

2009年2月2日月曜日

ちょっと待て、その一服が大黒星

節分になるとよく、お相撲さんがあちこちの神社仏閣に呼ばれて豆まきをしていますが、、、今日「解雇」が決まった力士も去年あたりは年男ってことで、どこかで鬼退治をしていたかもしれません。尾車部屋は、門前仲町から清澄白河を経て両国方面へと向かうMyお散歩コース内にあるので、何度か前を通ったことがあります。いつも鉄格子のようなシャッターに閉ざされて人気のないマンションというふうでした。
ともかく豆の何が鬼が苦手としているところなのでしょうか???豆を投げつけられたところであまり痛くもかゆくもなさそうな気がしますけど、、、。
鬼のバリエーションのひとつでも「鬼瓦」は、厄除け魔除けなど、人を守るもののようですね。ふと鬼瓦を見ようとしたら、、、ひなたぼっこの猫がおりました(^^)

2009年2月1日日曜日

不死と節目の鬼は外

一昨日未明頃の雨は春先のようなやさしい降り方でした。
立春というのは、春の暖かさが始まるということよりも寒さが極限に達して、もうそれ以上は寒くはならない時期だと理解した方がよさそうです。そんな時に豆を投げつけられて虎皮パンツ一枚で外を元気に逃げ回るという鬼のイメージは、なんとなく幼稚園あたりの紙芝居のようなもので脳に刷り込まれたような気がするのですが、なにが元になっているのか分からないままです。どなたか絵本作家の創作なのでしょうか?あるいは、典拠となるような絵巻物でもあるのかもしれませんね。
能面の般若は、そうした滑稽さを含む赤鬼・青鬼とは別な系列のものかもしれません。ともかく鬼の発祥時点に於いては、みな女だったということも言われているようです。柊の葉は、ヴァンパイアも苦手だったかと思いますが、日本にはなぜか吸血鬼に相当する鬼がおりません。ヴァン・ヘルシングよ、杭や銀の銃弾にこだわらずに欺されたと思って、豆まきしてみない?(笑)