2009年5月29日金曜日

五月雨に沢辺の真菰水こえて

源頼政は、77歳で自害しています。平安貴族の大半が二十代で亡くなっていることからすると妖怪的な長生きです。鵺を退治したのではなく、その折に身体を乗っ取られてしまっていたのかもしれません。鵺の鳴く夜は恐ろしい、、、なるがまま(Let it be)も恐ろしや、、、。

昭和17年、荷風は62歳、、、荒川対岸の玉ノ井あたりへよく通った後のことだったのでしょうかね?
雨の日に長く外を歩くことなどしたことはないのですが、立石からは堀切菖蒲園を目指しました。と言ってもどのあたりになるのか地図をうろ覚えなので、気の向くままに路地を右へ左へ、、、。
堀切菖蒲園駅と立石駅は、同じく京成電車でも路線が異なるので、遠回りの乗り換えとなりますし、堀切菖蒲園駅から菖蒲園までは徒歩15分くらいとされています。都内での徒歩15分はもう別の地域ですよね(笑)
いつのまにか北上しすぎてしまったようで、すこし戻るような感じで堀切菖蒲園がみつかりました。入場無料です。「四分咲き」と書いてありました。もっと広いとこかと思っていました。
どこかのテレビ局が撮影中です。撮り方からするとニュースなどの短い紹介ではなさそうです。きっと後からタレントさんが、まるでそこにいるかのようにして声だけ入れて番組にするのでしょう。
菖蒲の花は雨の日が似合います。それにどの通路から撮っても強い逆光にならないので、よい感じです。菖蒲の花をまじまじと見たのは初めてかもしれません。

        ……いづれあやめと 引きぞ煩ふ

2 件のコメント:

  1. 花菖蒲、いずれがあやめか杜若。
    地元の近くの公園が菖蒲で有名なところで、毎年菖蒲祭りを開催し、子供の頃は夕涼みがたら、家族で行きました。幼い頃から見てるので区別はつけられます(爆)

    返信削除