2010年9月30日木曜日

いのちをつなぐ



「大宝樹展」の盆栽には、植物の名前ではなく出品者名が掲示されていました。殆どの盆栽は、所有者が生まれる前から存在していて、所有者が死んだ後も生き続けるであろうものならば、出品者などにたいした意味はなさそうですが、、、きっと出品者本人にとっては、なくてはならない「表示」なのかもしれません。

蚕は、人間の手助けがなければ一日も生きられないそうです。盆栽も真夏の晴れた日など人が一日水を与えなければ、致命的なダメージになることがありそうです。

日光からの帰り、、、田圃の畦に彼岸花が咲いているのが、車窓から見えました。株と株との間隔がまばらで、人為的でなさそうなところが、よい雰囲気でした。そんな光景から「にっぽんの原風景」なぁんて言葉が浮かんで来るものです。巾着田のような群生がむしろ異界のように思えてきます。

写真のトンボは、巾着田の水路で撮影しました。去年に比べて、産卵しているトンボが極端に少ないのは、なぜなのかと思っていましたが、この写真に撮った様子を見て、水草が水路にあまりないことに気付きました。もしかすると人が水草を除去したのかもしれません。

産卵中のオハグロトンボは、たぶん指で触っても逃げずにいます。産卵が終わった後、はたして水の表面張力から逃れるだけの体力が残っているのでしょうか???

「人口が減少に転じて初の国勢調査」と誰かが言ってました。人が生きにくければ、人の手を借りて生きるのは、さらに大変になりそうです、、。

2010年9月29日水曜日

もしもしにっこうつぁつぁ



大獣院を出たのが正午過ぎ、、、まだ帰るには早過ぎる気がしたので、コンビニでおにぎりと飲み物を買って、青龍神社の境内で昼食にしました。急ぐつもりはなかったのですが、ぶんぶんヤブ蚊に追い立てられて、日光植物園へと向かいました。手前の田母沢御用邸記念公園にある茶店でソフトクリームを買いました。

日光植物園は、小石川植物園と一緒で東大の施設なので、入園料も同じ330円です。なんだか閑散としていてメンテナンス作業中の人達のほうが入場者より多いように思えました。

なんとなくの予感通りに、トンボばかりいっぱい写真が撮れました。ここも次は紅葉したときに来たいものです。大谷川の向こう岸にある「並び地蔵」のあたりも人影はありません。

ソフトクリームがいけなかったのか、お腹の調子が悪くなってしまいました。それで駅まではバスに乗ってしまうことにしました。やってきたバスはほぼ満席でしたが、ひとつだけ空いていた席に座れました。

次のバス停には「もう乗れないのでは?」と思えるくらい沢山の人が待っていました。ブルーのバスガイド服を着てガイド旗まで持って先頭で乗り込んできたのがお笑いトリオ・森三中の村上知子、次にお笑いコンビ・キャイ〜ンの天野ひろゆき、その後から名前の分からないタレントさんとカメラマン、音声さんなど十数人で、フジテレビ「もしもツアーズ」のロケ隊でした。バス内で撮影するわけではなくて、東武日光駅前でバスから降りるところから、すぐ近くにある饅頭屋へ向かうところの撮影みたいでした。その様子を写真を撮ってたらイケメンスタッフに「撮影はできません!!」と言われました(^^;)

「もしも」おまけ付きで楽しい日光での一日でした\(^^)/

にこにこにっこうこけけっこう



日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社を会場に今日から始まった「大宝樹展」(10月4日まで。公開時間は、東照宮と二荒山神社が午前8時~午後5時。輪王寺が午前8時~午後4時半。東照宮での観覧には拝観料が必要。)へと行ってみました。

目録では、185点の盆栽が出品されています。日光東照宮・徳川家康公400年祭のプレイベントなのだそうです。家康は盆栽好きだったということなのでしょうか???

朝から秋晴れの良いお天気でした。日差しも暑い!!というほどのことはなくて気持ちのいい一日でした(^^)

東武浅草駅を午前5時に出発する電車は、昨年の6月までは東武日光行きでしたが、今は栃木駅で一度乗り換えなくてはなりません。7時37分に東武日光駅に到着します。すぐに奥日光方面行きのバスがあります。それに乗らずに歩いてゆくと、ちょうど輪王寺や東照宮が開く時刻になります。

まずは輪王寺の逍遙園へ、、、あと一ヶ月もすれば紅葉が美しい庭となるはずです。輪王寺でもどこかに盆栽が展示されていたはずですが、見ないで東照宮へと移動してしまいました。

東照宮は、小学生の団体で埋め尽くされているかのような混雑でした。それでも盆栽の展示してある通路には入らないように言われているようでした。

二荒山神社の「客殿」というところには初めて入りました。通常は門が閉ざされていて入れません。コンパクトな日本庭園もありました。

大獣院には盆栽は展示されていませんが、チケットをセットで買ってしまったので、一巡りしました。輪王寺では、三仏堂全体ををドーム状に覆ってしまう大工事をしていましたし、東照宮も大獣院も大改修の最中でした。世界遺産認定から10年ということで気合いが入っているところなのかも、、。

2010年9月28日火曜日

赤絨氈、赤の廻廊、赤色エレジー



JR高麗川駅には、午前11時半の到着。一週間ぶりで再度、ひだか巾着田へ行ってみることにしました。昨夜から雨が降り続いていました。巾着田を通って飯能駅へと行くバスは、11時50分発でした。1時間に1本しか走っていないようです。

バスには、リュックをしょって遠足の帰りらしい小学生の一団が乗り込んできました。年齢にばらつきがないので、1学年全員か1クラスのようでした。路線バスを使って、正午頃に学校へ戻るという、本当に遠足だったならば、なんだかとても中途半端な感じがしました。

巾着田への入場料200円は、24日から徴収が始まったようです。高麗川は、ずいぶんと水かさがあって激しく流れていました。料金所の手前にも大きな水たまりができていました。

雨は、到着して30分ほどで止みました。曼珠沙華は、全体からすればまだ六分咲きくらいかもしれません???

日当たりの良い場所のほうが遅咲きになるみたいでした。一時的に陽が差すくらいまで天気は回復して、ちょっと暑くなりました。一週間前まで暑い暑いと言っていたのに、もうそれが遠い日々に感じられます(笑)

2010年9月25日土曜日

近くて遠い国は、遠くを撮ってはいかんぜよ!!



今日は、池袋の「ふくろ祭り」に行ってみるつもりでいましたが、主催者側などのホームページを見ても具体的にどの辺りで何時にどんなイベントがあるのか、さっぱり分からないのでやめてしまいました。

天候の方は、最も台風が接近すると行っていた正午頃から青空がでてきました。小一時間歩けば着けるので、昨日と同じ午後2時過ぎに幸手権現堂堤へと向かいました。

たぶん一日違えばだいぶ開花が進行しているのでしょうけど、あまり違いは分かりませんでした。一面赤く埋め尽くされるには、まだ何日か先になりそうです。

昨日はちっとも目に入りませんでしたが、今日はトンボがたくさん飛んでいました。今日は「接写」ではなく「望遠」にしてみましたが、、、背景がぼけすぎて曼珠沙華であることがわからなくなってしまいました(^^;)

そう言えば、、、昔々のことですが、旅行会社の人に中国へは望遠レンズ付きのカメラは持ち込めないと言われたことを、ふと思い出しました。行ったことはないのですけどね、、。世界は赤く埋め尽くされませんように!!(笑)

2010年9月24日金曜日

ぼっこすVOX、さようなら~♪



今月いっぱいでサービス終了とのことで、もうすぐ「ほんの僅かな泡ぶくbookぶく・末梢読書録」(http://revue.vox.com/)が消滅します。こちらよりも2年ほど早く2006年から始めていました。長い間、ご参照ありがとうございましたm(_ _)m





デジブック「ひだか巾着田」

 http://www.digibook.net/d/8ec581fba09c9204bd399776a1c1096b/



デジブック「てくてくてふてふ」(ぐんま昆虫の森)

 http://www.digibook.net/d/fc54eb1b91dcb2442c178d56dbc0892b/



デジブック「祭りのあと」(浅草サンバカーニバル)

 http://www.digibook.net/d/2f84c19ba01a9840ac9397742bc3c979/



今月は上記3本のデジブックを発表しました。

「権現堂がきれまして、九段の下まで水がまいりました」



「第5回曼珠沙華まつり」開催中の幸手市権現堂堤へと行ってみました。

お江戸日本橋から北へおよそ50キロ、東武日光線・幸手駅から徒歩30分のところにあります。桜の名所としては有名ですが、ここ何年かで紫陽花、曼珠沙華、水仙などを植えています。

公称75万株の曼珠沙華ということなので、広さからすれば日高の巾着田よりも植栽密度が高そうです。今日はまだ二、三分咲きという感じでした。満開になれば気にならないのでしょうが、土手の斜面にそって稲の田植えみたく直線的に株がならんでいるのがはっきりと分かります。

この土手、昔は利根川の堤防だったようですが、利根川東遷事業によって役目を終えています。対岸の堤防が見あたらないので、最初から「江戸を洪水から守る」ために片側だけ造られたということでしょうか???

嘘か本当か分かりませんが、現在の利根川の堤防も東京側の方が強固にできていて、東京が洪水にならないようにもしものときには反対側が先に決壊するようになっているそうです。

享和二年(1802)六月、利根川が決壊して、修復の工事が思うように進まなかったときに通りかかった巡礼親子を人柱として川に投げ込んだところ、たちまち洪水は治まったという話があります。昭和初期に巡礼親子の供養碑が建てられました。

洪水の工事現場のところを巡礼親子が通るということが謎ですが、、、自ら人柱を申し出たという話と工事人夫が無理矢理投げ込んだという話があります。

圓朝は、幸手や栗橋をきちんと取材して「怪談牡丹灯籠」の一舞台としています。伝説や虚構を頭の中に交錯させて歩くには、よいところかもしれません、、。

2010年9月22日水曜日

日照りでりでり、気力でりーとででれこれんこん



今朝は、たった一枚のトーストすら食べ残して、、、なんだか体調が良くないので仕事を休んでしまいました。

昼間は、また大変な暑さでした。夕方から涼しい風が吹いてきました。ついに明日から本格的な秋雨になりそうな感じです。

買い物で外に出たら雲間から月が見えたので、家に帰ってから中秋の名月を写真に撮ろうと準備したら、ずっと雲隠れしたままになってしまいました。

彼岸花がまるで咲いてない日高市の巾着田は、NHKの夜7時からのニュースでも昨年と比較した映像が流れてました。

写真は、昨日高麗川の川原で撮りました。蛾なのか蝶なのか分かりません(^^;) ちょっと困り顔をした髭爺さんという風に見えます。

2010年9月21日火曜日

秋津島、蜻蛉に見えたらじんじんじん



昨年のブログを見返したら巾着田には、9月17日と26日に行ってました。17日には五、六分咲きで、26日には「昨年と比べるとだいぶ早いペースで、もう花が終わりかけてました。」と書いてました。去年すでに「一株が10の花を付けたら1000万花になります」なぁんて書いていたこともすっかり忘れていました。題名も「高麗をまわって遊びましょ♪」にしようと思っていたら、これまた去年使用済み(^^;)

高麗神社に寄りました。土日祝日には、狂言や神楽などが見られるようですが、平日は何もありません。慶長年間(1596~1615)に建てられたという茅葺き屋根の高麗家住宅は、大黒柱がない構造が特徴のようです。大きな枝垂れ桜がありますが、いつも曼珠沙華が咲く時にしか来ていないので、ここの桜の花はまだ見ていません。

電車で巾着田へと行くには、西武池袋線・高麗駅から歩いて15分くらい、あるいはJR川越線・高麗川駅から徒歩45分(駅前から飯能駅行きのバス「巾着田」下車、徒歩5分)となります。今日は、JR高麗川駅から歩き始めたのですが、バスに抜かれることが分かったので、途中から半端にバスに乗ってしまいました。バス代は、170円でした。

地元の政治家らしきポスターがあちこちにいっぱい貼られていました。文字は大きく名前と「全力投球」しか書かれていないので、ポスターを見かける度に「あんた投手(党首)かよ?!」と呟いてしまいました(笑)

だいぶ昔のことですが、、、住んでいたところから立ち退きを迫られたときに頼んだ、あまりパッとしなかったような気がする弁護士が、このたび某大臣になってました。ああ、時の流れの早きこと、山口百恵(『二十才の記念碑 曼珠沙華』)は何歳になったのやら、、。

めいびい百万分の一分咲きだぜべいびい



埼玉県日高市の「巾着田曼珠沙華公園」へと行きました。

9月10日から入場料200円を徴収する予定だったようですが、開花が遅れているためにまだ無料でした。開花情報は、ホームページ(http://www.kinchakuda.com/kaika-ma.htm)で確認できます。

「100万本の曼珠沙華」と言っているので、ついつい百万本の薔薇の花を~♪と歌いたくなってしまいますが、、、100万株ということでしょうか? もし1株が10本の花を付けるなら1000万本の花になります。今日はまだほとんど咲いていないという状態でした。例年ならば、平日でも押すな押すなと人が来ているはずです。

コスモス畑のほうも二、三分咲きというくらいでした。摘み取りは有料です。以前より水路を整備しすぎたようで、産卵しにきているオハグロトンボが激減したような気がしました。でも空中アクロバットエッチちゅうの赤トンボがいっぱいいました。

午前10時を過ぎた頃から、けっこう見物客が増えてきました。駐車場は料金を徴収してます。駐車整理のおっちゃんに「何処へ行けば咲いてるの?」と詰問口調で訊いてるおばちゃんもいました。

明日からは雨模様の予報となっています。暑いのも今日までとなるのでしょうか???

2010年9月20日月曜日

「東京は目の眩む所である」



今日は最初に東京都庭園美術館へと行きました。一昨日から11月28日まで「きらめく装いの美 香水瓶の世界 Perfume World」という展示になっています。

香水瓶は紀元前のものからあるようでしたけど、、、中身の香水は、きっちり蓋を閉めてどのくらいなくならないであるものなのでしょう??? 密閉されたペットボトルに入った飲み物でも、どのくらいの年月が経過すれば蒸発してしまうものなのでしょうかね?

一時的に小雨になりました。松岡美術館へと移動しました。こちらは、今月26日まで「モネ・ルノワールと印象派・新印象派展」と「ペルシア陶器展」です。常設展示されているエジプトの彩色木棺とエネヘイ像がお気に入りとなってます。

でもなんだかこのところ美術館・博物館をうろうろしている気分ではないような感じがしています。なのでまた移動してきた道を引き返して国立科学博物館附属自然教育園へ入りました。祝日なので、いつもより人が多いようでした。あまり写真に撮るものもないような感じでしたが、結局は何種類かの蝶の写真をいっぱい撮ることができました。みんなもう羽根がボロボロに傷んでます。セミの声もまだしてました。

園内で撮られた写真が飾られてました。カワセミとかオオタカとか、いったいどこにかくれんぼしているのでしょう、、。

昼食は駅前のマクドナルドで7日間限定200円販売のクォーターパウンダーチーズにしました。好みとしては、ビッグマックの200円のほうがよいです。

2010年9月17日金曜日

この暑さ彼岸までには蹴り飛ばせ!!



大船植物園内の桜など葉の色が変わってしまったり落葉したりしていました。木々にとっても過酷な夏だったのではないかと思います。大勢の人手によって管理されている植物園内でもそうなのですから、自然の雨風だけが頼りの場所に生きている木はもっと大変だったかもしれません。暑さ寒さも彼岸までの彼岸花がひとつだけ咲いていました。

せっかく大船まできたので観音像を見ておくことにしました。拝観料は、300円です。観音像の後ろ側から「胎内」に入ることができました。地下100メートルのところにある観音様の爪尖まで行けるというわけではありませんでした(笑)

大船駅の辺りから観音像を見ると、足元まである立像をなんとなく想像してしまうせいか、とても巨大に見えますが、25メートルほどの大きさでしかないそうです。

都心部まで戻って、銀座のヴァニラ画廊で明日(9月18日)まで開催されている照沼ファリーザ写真展「食欲と性欲」を見に行きました。たまたまかもしれませんが、見に来ていたのは女性が7~8割というところでした。

展示写真は「照沼ファリーザのワンダーランド」というホームページでも見ることができます。プリント写真が販売されてました。値段をよくみませんでしたけど4万円くらいからみたいでした。ツイッターでは、連日のようにファリーザさん本人が画廊に来ていたようにでていましたけど今日は会えませんでした。

次は徒歩で新橋へと移動して、旧新橋停車場跡にある鉄道歴史展示室での「日光道中-江戸の旅・近代の旅-」展示を見ました。11月21日までです。入場無料ですが、館内での写真撮影は不可でした。見ておきたかった浮世絵が展示されていましたが、とても小さなものだったのが意外でした。

写真は、三連続アゲハチョウとなってしまいました(^^;)

おおきなふねふねふらふらふらわー



高校生の時、埼玉県内の私鉄の通学定期で入場したまま、友人と大船駅のホームまで来たことがありました。なぜ大船駅までだったのかは、謎です。帰るときは、、、あと一駅で通学定期の区間内になるというところで車内検札に遭遇してしまいました(^^;)

そんなわけで、今日初めて大船駅で降りました。大船駅は、横浜市と鎌倉市にまたがって存在しているようです。昨日、雨で行けなかった龍寶寺内にある旧石井家住宅を見に行くことにしました。元禄期に建てられた農家を移築改修したものです。

玉縄首塚の裏に小さなトンネルが見えたので、そこに吸い込まれるように進路を変更してしまいましたが、むしろ近道になったようでした。この首塚に関係する「里見家」は、『南総里見八犬伝』のネタ元となった家柄? 先日行った大間々(みどり市)にある「里見兄弟の墓」ともつながってくるのでしょうか???

龍寶寺の山門も旧石井家住宅と同じくらい古い元禄期のもののようです。寺が経営しているらしき幼稚園は、けっこう園児がいっぱいいるように見えました。

入場料100円とのことだったので、無料で見られる古民家よりも凄い何かを期待してしまいましたが、その分だけ「これだけですか?」という感じがしてしまいました。建物の裏手には、なんのために掘られたのか分からない洞穴(造りかけのトンネル?)がありました。何の説明掲示もなくて、腰をかがめて入ってゆける高さの穴でした。まっすぐ10メートルくらいあって、途中にほんの少しだけ横穴が掘られていました。突き当たりに仏像でも彫ってないかとよく見たのですが、なにもなさそうでした。

「神奈川県立フラワーセンター大船植物園」に入りました。実は、雑誌でみてこの植物園の存在を知って、地図をみていたら「旧石井家住宅」というのが近くにあることが分かったのでした。

桂の木が良い香りを放っていました(^^)

2010年9月16日木曜日

天高く馬痩ける秋てんてん



雨降りなので行く予定だった場所を変更しました。

まずは、先日落として壊してしまったカメラを秋葉原にある修理受付に持ち込んでみました。修理代は、あらためて新品を購入するより2、3千円安いという程度なので、修理して貰わないことにしました。先ほど、ちっちゃなネジ11本を精密ドライバーで外してみましたが、「箱根細工」のような構造になっているのか、なにひとつまるで分解できませんでした(^^;)

足立区の竹ノ塚駅から徒歩20分くらいの元淵江公園内にある「足立区生物園」へ行ってみました。入園料は、300円でした。

ここも「蝶の温室」施設があります。雨降りなので避難してきたみたいな保育園児たちが山盛り来ていました。もしかするとこのおチビちゃん達には、一匹の蝶も目に入らなかったのではないかと思えるくらいに蝶が飛んでいませんでした。実際には、とても天井の高い温室の上の方にいっぱいいるのですが、風や植物で人の目線より下へ誘導するような工夫はまったくなされていないようでした。

たぶん飼育しているわけではなさそうな大きなネズミが温室内で遊んでいました。蝶のための蜜皿も蹴り落としてました。

チョウ以外の昆虫、魚、爬虫類などなども、とりあえず手に入った生き物を展示しているような印象がなきにしもあらずという感じがしてしまいました。蝶のいる温室施設では、ここが一番ご近所なので、何度も来たくなるようなものがひとつでもあればよかったのですけど残念無念です、、。それでもまぁ、「区立」の施設としては、大健闘の部類かもしれません。

2010年9月15日水曜日

トチノキの栃の実



今日から秋の陽気になったみたいですね♪



何年か前に神社で熱心にギンナンを拾っているおばちゃんに遭遇しました。ギンナンが落ちてくる一ヶ月くらいの間だけで、拾ったギンナンを売ると十数万円の収入になるのだそうです。木枯らしのような強い風の吹いた朝が狙い目だそうです。

井頭公園に大きな木の実がいっぱい落ちていたので、これはなんの木の実かと思っていましたが、「栃」の実であることが判明しました(^^)

公園内に「りす注意」の道路標識風掲示がいくつもあったので、公園内には野良リスがいるのかもしれませんが、出会えませんでした(^^;)

ネットで調べたら栃の実は、「渋を抜けば食べられる」と書いてありましたが、いかにして渋を抜くかも一緒に書いておいてほしいものです(笑)



先のブログで「オオタカ」を見たと書いてしまいましたが、、、ネットで画像検索などしてみたら「ハヤブサ」のほうが似ていました。

2010年9月14日火曜日

超まずい蝶とオオタカバス運賃



写真は、オオゴマダラという大型蝶のサナギです。きんきんきらきら金色に輝いて目立つので、すぐに鳥などに見つけられて食べられてしまうのでは?と思えますが、、、幼虫の時にホウライカガミという食べると超~不味いツル草を食べることによって身を守っているのだそうです。鳥が補食しても不味いので、もう次は食べようとしません。鳥の記憶を鮮明にしておくには、逆に目立つきらきらがよろしいのです。成虫になってからは、半年くらい生きるそうです。沖縄県石垣市の「市蝶」です。

時折、髪を紫やオレンジ色にしたずいぶんな婆さんが街を闊歩したりしているのは、一体何から身を守っているのでしょう???(笑)

井頭(いがしら)公園は、93ヘクタール以上の広さだそうです。「花ちょう遊館」の他には、、、一万人プール、釣り池、貸し自転車、貸しボート、フィールドアスレチック、野球場、テニスコートなど有料施設がいっぱいです。プールの営業期間中だけバスが増発されますが、近所の人達もほとんどみんな自家用車で来ているようでした。

帰りは、1時間くらい真岡駅方向に引き返したところでバス停があり、ちょうどバスの通過時刻だったので宇都宮行きのバスに乗ってしまうことにしました。路線バスなので、そんなに高い料金にはならないだろうと思っていました。乗って間もなくの道路標識で「宇都宮17Km」となっていました。真岡駅近くから宇都宮駅までのバス運賃は、1000円では足りないのでした(^^;)

オオタカを見ました。同じ個体であったのかどうか分かりませんが、最初はまるで鳩かカラスのように木の枝に留まっていました。カメラを向けたらアカンベーをして飛び去ってしまいました。だいぶ離れた場所で今度は後ろから追い越すように飛んでゆきました。飛んでいる姿は、トンビとはまるで別なシルエットに見えました。

2010年9月13日月曜日

ことことこっとん真岡りまっか?!



「ぐんま昆虫の森」に「行ってみよう!全国のチョウの温室がある昆虫施設」という掲示物があって、北は北海道紋別郡・丸瀬布町昆虫生態館から南は沖縄県宮古島市・みやこパラダイスまで13施設が紹介されていました。そのなかから今日は、栃木県真岡市にある「井頭公園花ちょう遊館」へと行ってみました。

寝過ごしてしまい1時間ほど遅れての出発となりました。真岡鉄道・真岡駅には午前9時15分の到着でした。宇都宮行きの東野バスに乗って石法寺学校前というバス停で下車して徒歩30分とホームページには載っていましたが、あまりバスは頻繁にはでていないようなので、真岡駅から歩いてしまうことにしました。いきなり一時的に傘がいるくらいの雨になりましたが、すぐに止んで蒸し暑い日となりました。

井頭公園の片隅に到着したのは、午前11時を過ぎていました。2時間近く歩いたので、すでに疲労困憊です(^^;)

「花ちょう遊館」は入館料400円で火曜日がお休みです。オニオオハシという黄色い大きなクチバシの鳥がいるトロピカルバードゾーンとなぜかサボテンが展示してあるサバンナゾーンとチョウが飛んでるチョウゾーンの3つが「熱帯生態館」で、少し離れたところにクーラーで冷やしている「高山植物館」とがありました。

トロピカルバードゾーンでは、なかなか鳥をみつけることができませんでした。どうやら温室内を自由に飛び回っているのは、オニオオハシ1羽、タイカンチョウ2羽、キンムネチョウビテリムク1羽だけのようで、人に寄ってくるわけではない様子でした。サバンナゾーンは、檻の中にインコが4羽いるだけの、なんだかなぁ施設です。

チョウゾーンには、10種類ほどの蝶がいるような掲示がされていましたが、全種類を見つけることはできませんでした。

2時間ちょっと館内にいましたが、他に入場者は2名だけだったかもしれません。ほぼ一人貸し切り状態でした(^^)

2010年9月12日日曜日

花よりも牡丹餅、夜船、御萩、北窓



「萩寺」の名で知られ『江戸名所図会』には萩を愛でる人々で賑わう様子が描かれている「龍眼寺」へと行ってみました。昨年は、10月になってから訪れたので、萩の花はすっかり終わってしまっていました。秋らしい感じがしてきた頃には、萩の花はお終いのようなのですが、、、今年はまだほんのちょっとしか咲いていませんでした。

柳島橋を渡ると墨田区になります。正面にスカイツリーが見えます。「葛飾北斎熱心に信仰」という看板を掲げた柳嶋妙見山法性寺にも寄ってみました。

一年前には、人集りなどまるでなかった十間橋の上は、川面に映る逆さスカイツリーを写真に撮ろうとする人達でいっぱいでした。

現在、448メートルの高さだというスカイツリー見物の人で押上駅の周辺は賑わっていました。ちょっと距離がありますが、向島百花園まで歩きました。暑さも少しは和らいだみたいです。百花園の萩も龍願寺と一緒で、あまり咲いていませんでした。

写真の花穂の先端の後ろに一応スカイツリーが写っているのですけど、、。

2010年9月10日金曜日

きぬぎぬの別れもカイコガ完全変態



蝶がひらひらてふてふしている温室には、3時間くらいいたかと思うのですが、その間に4、5人が足早に通過していっただけで、あとはずっと一人独占貸し切り状態でした。最初から年間パスポートを買えばよかったと思ったくらいです。「ぐんま昆虫の森」入園者数は、5年間で60万人超とのことです。この種の施設として、大きい数字なのかそうでないのかは分かりませんが、、。

小学生までなら捕虫網を貸し出しているようでした。釣りのキャッチアンドリリースみたいなものかもしれません。

どこからか移築したのか、茅葺き屋根の古民家があって、その周りには「里山」の風景みたいなものが再現されていました。莚が敷かれた部屋には、養蚕らしき展示物がありました。別の部屋にずいぶんと古い繭があったので、これも作り物かと思って触ってみたら、ぐにゅっとにょろにょろしていて、葉っぱの間に白い芋虫がうようよ蠢いていました。本物の蚕を見たのは初めてのような気がします。

午後からは晴れて暑くなりました。温室に長くいたので、広大な園内はほんの一部しか歩けませんでした。樹液をだしているクヌギの木などもあちこちにあるようで、もう少し時期が早ければ、カブトムシやオオムラサキを自然の状態で見ることが出来たかもしれません。

帰りは、古墳を見たりして上毛電鉄に乗ってゆくつもりでいましたが、時間が無くなってしまったので、来た道を赤城駅まで引き返しました。無駄な乗り換え時間が発生せずに帰ることができました(^^)

2010年9月9日木曜日

破壊せよ、と蝶が舞う



先週、桐生・大間々で手に入れた地図や資料に載っていたなかで最も楽しそうな予感がしたので、桐生市にある「群馬県立ぐんま昆虫の森」へと行ってみることにしました。

東武鉄道・桐生線の赤城駅には、午前7時45分に到着しました。昆虫の森ホームページの情報では、この駅から徒歩で30分(近道があるのかもしれませんが道路標識に従って歩いたら実際には50分以上かかりました)ということなので、開園の9時半の1時間以上前に着いてしまうことになるので、大間々(みどり市)の街中をぶらつくことにしました。埼玉県内は、所々に雲の切れ間もある雲の空でしたが、こちらは傘がいるくらいの小雨が降っていて、肌寒いくらいでした。

なんだかなかなか目的地へと到着できず開園時刻を過ぎてしまいました。駐車場には、10台ほど車が駐まっていました。入園料は、400円です。一見、巨大なドーム状に見える温室だけの施設かと思っていたら、、、45ヘクタールもある広大な自然公園となっていました。

西表島の環境を再現したという温室に入った瞬間の感じは「意外と涼しい!!」でした。多摩動物公園の温室ドームに入ったときのようなムッ!!とする湿度がありませんでした。

三日前に届いたばかりの新しいデジカメを今日から使うことにしました。1秒間に40枚撮影できるというハイスピードカメラで、動画ではスローモーション撮影ができます。ところが、、そのような機能を使う間もなく悲劇は起こりました(T_T) 蝶が右の肩に留まったので、これを撮影しようとカメラを左手に持ち替えようとした時に落下!! およそ1メートルくらい下のアスファルト通路に落としてしまい。レンズそのものは割れませんでしたが3段繰り出しのレンズユニットが傷つき歪んでしまい動かないので電源も入らなくなってしまいました(^^;) 使い始めて2時間足らずの命でした。カードでの購入なので、支払いはこれから、、。

落下させてしまうまでに800枚撮っていました。その後、従来のカメラで2100枚撮りました(^^)v

2010年9月7日火曜日

地球から逃げ出さNight



写真は、9月3日の午後4時半頃に撮った東京の空です。鱗雲がでると翌日は雨が降る確率が高いのだそうですが、まるで雨の気配などありませんでした。

バルコニーに置いてある植物なんか、先月まで水やりを2、3日忘れても大丈夫だったのに暑さで疲労困憊していたのか、水はちゃんとあげたのに昨日急に枯れてしまいました(^^;)

4日の土曜日は、江戸東京博物館の常設展示を見たあと浅草まで隅田川沿いを歩いたのですが、去年は沢ガニみたいなのがたくさんいましたが、今年は隅田川沿いに作られている小川が干からびていて、カニはやっと一匹だけみつけました。



浅草サンバカーニバルの写真をデジブックにしました。

http://www.digibook.net/d/2f84c19ba01a9840ac9397742bc3c979/



ずっと600万画素くらいで写真を撮っていたのですが、浅草サンバカーニバルの時にはデジカメの性能限界の1410万画素で撮ってみたら、なんだか普段よりキレイな写真が撮れませんでした。そこで試しに読み書きが高速だというSDHCカードを買ってみましたが、、、効果あるなしは、これからのお楽しみというところです(^^)

2010年9月3日金曜日

へっ大層機嫌がいいじゃねぇか、回り舞台に振り落し



桐生駅からわたらせ渓谷鐵道に乗って4つ先の大間々駅へと移動しました。ここでは、「ながめ余興場」という芝居小屋をみました。芝居を見たのではなく、芝居小屋という建物自体の見物です。

昭和12年に建てられたもので、回り舞台や花道、二階席まであります。見学料は、300円でした。受付のおばちゃんがそのまま案内人となって、いろいろと説明してくれました。他に見学者はいませんでした(^^)

大正14年(1924)に遊園地として開園したのが始まりのようです。芝居だけでなく浪曲、映画、歌謡ショーなどが連日開催された時期もあったそうです。最盛期には、2ヶ月間で30万人の客がきたとか、、。その頃の大間々町の人口は、一万数千人です。

昭和40年(1965)、梅沢清(梅沢富美男の父)一座による最後の芝居興行が行われた後は、昭和62年(1987)まで映画上映されていました。

平成になってから大間々町(現在は、みどり市)の所有となり大改修を経て、今ではいろいろな公演が開催されています。落語には適した広さらしいです。650席あります。

回り舞台は、舞台の下から棒を押して回すことができます(電動も可)。実際にくるりと舞台を回す芝居や歌舞伎を見たことないので分かりませんけど、どちら側に回すか暗黙の決まりみたいなものがあったりするのでしょうか?

わたらせ渓谷鐵道は、明治・大正時代に建設されたまま更新されていない駅舎などの鉄道施設をいくつも現役使用しているので、古いもの見物にはよいところなのですが、1時間に1本くらいしか走っていないので、駅に着いてから1時間後の便で帰ることにしました。さらに相生駅で乗り換える東武鉄道も1時間に1本、太田駅での乗り換えも待ち時間が30分くらいありました。

桐生駅と大間々駅前の観光案内所で、バッグが重たくなるくらいの地図や資料をゲットしました(^^)

2010年9月2日木曜日

糸紡ぎぎざぎざはぁととのこぎり屋根



桐生天満宮の本殿は、1789年建立とのことです。フランス革命が始まった年ですね。細かな彫刻が施されていました。板倉町の雷電神社と同じで左甚五郎系かもしれません。末社春日社社殿は、とても小さな社殿でした。織田信長が死んで10年と経たない頃の建造物です。何百年と雨風に晒されても朽ちない木材って、やはり神が守っているのでしょうか???

天満宮のすぐ近くに群馬大学工学部があります。そこの「同窓記念会館」と「守衛所」などが国登録有形文化財になっています。門を入ってすぐ左手にありました。大正5年に「桐生高等染織学校」として建立された建物です。講堂は、教会のようでもあり、オペラハウスのようでもあり、なんだかとても風格のあるものでした。台風で破壊される前の米国ニューオリンズ辺りに似合いそうな感じがしました。

蔵の多い桐生の街ですが、「のこぎり屋根」の建物も沢山残っているようです。「旧・金谷レース工場」は、手作りパンのお店となっていました。いくつかの”のこぎり屋根”建物を見て歩きました。写真を撮っていたら通り掛かりのおばちゃんが「NHKの方ですか?」と訊いてきたので否定したら、なにやらぼそぼそ呟きながら去ってゆきました。なんだったのでしょう???

「遊園地・動物園」という案内標識があったので、そっちのほうへと行ってみました。暑い中急坂を登るので、けっこう辛いものがありました。

遊園地の入口が閉ざされていたので、もうとっくの昔に廃墟となっているのかと思いましたが、今日がたまたま休園日だっただけのようでした。隣接する動物園は開いてました。無料です。たいした動物はいないのではないかという予測を裏切って、フラミンゴの大群、ペンギン、ライオン、ゾウ、キリン、サル山などなど施設は老朽化していますが、いっぱい動物が飼育展示されていました。ちいさな屋内水族館もありました。

桐生駅へと向かう途中、あまりに暑いのでコンビニで苺のチーズケーキパフェを買って食べながら歩いていたら、雷電神社の自信の付くナマズハンカチをどこかに落としてしまいました。日除けの御利益いっぱいなのでしたが、、(^^;)

2010年9月1日水曜日

徳孤ならず必ず鄰ありちゃりんこりん



群馬県桐生市へ行きました。桐生天満宮にある末社春日社社殿が室町時代後期(桃山時代)に建てられたものだということなので、これを見にゆくことにしました。

先週は、三日月村へ行くのに東武鉄道・桐生線薮塚駅で下車しましたが、今日はもうひとつ先の新桐生駅で降りました。電車に乗っているのは、9割以上高校生でした。ほとんどの生徒が駅前から自転車通学となるようで、みんなとっても速く走っていると思ったら、、、渡良瀬川の方向に向かって長い下り坂になっていました。駅へと戻るのは登り坂となるので疲れそうです。

桐生へは、平成一桁の頃に2、3度コンサートを観にでかけたりしていますが、街中を歩くのは今回が初めてでした。

駅にあった「わたらせ鉄道の旅」というチラシに載っていたちっちゃな”桐生マップ”だけが持参した地図だったのですが、、、歩いてみると、ど~にも距離感がへんてこりんなので、よくよく見直したら駅前から真っ直ぐ続く道路の途中に「省略」を意味する波線が記載されていました(^^;)

蔵がいっぱい残っています。享保2年(1717)に近江商人が酒・醤油・味噌などの醸造業をはじめたところが、「有鄰館」(旧・矢野蔵群)という名前で多目的なイベント会場となっていました。広さの割には格安の利用料だそうです。

一番奥のビール蔵だったところは、「からくり人形芝居館」となっています。毎月第1土曜日にボランティアによるからくり人形芝居が無料で行われているとのことです。平日は開いていませんが、今日は片付け仕事があったみたいで人がいたので、中に入れてもらえました。人形は、ずいぶんと小さいものでした。9月4日の土曜日には、1回目が午前10時30分から、午後3時30分からの5回目まで「助六由縁江戸櫻」「曾我兄弟夜討ち」「巌流島」などの演目が観られるとのことです(^^)

イベントに使用されていない蔵は、中に入れます。それとちょうど今日から市内見物用のアシスト付き自転車10台の無料貸し出しが始まるので、実績をつくらないといけないので借りてくれないかと言われましたが、歩いて天満宮へと向かうことにしました。新桐生駅に着く頃までは、薄雲りの天気だったのですが、晴れて日差しが強くなってきてしまいました、、。