2009年9月14日月曜日

分岐点の先には栗橋の関

「畳職人」(http://d.hatena.ne.jp/naritatatamiten/)で紹介されていた「分岐点」という展覧会へ行ってみました。埼玉県の東北部に在住している美術家(翁譲、小高一民、小林晃一、近藤昌美、鈴木るり子、高津美絵、野原一郎)の作品が見られます。埼玉県栗橋町のいきいき活動センターしずか館体育館で18日まで、無料です。残念ながら、どの作家さんにもお会いすることができませんでした。
「しずか館」の名前は、舞姫・静御前に由来するようで、栗橋駅近くに静御前の墓があります。静御前の墓は、他にも兵庫・長野・山口・新潟・福島などの各地にあるようですが、ここの墓のことは赤松宗旦『利根川図志』にも詳しく書かれています。
ちょいとそこの図書館!!、、「図志」を「図誌」などと記載したままではいけませんよ(笑)「利根川寿司」というお店は、どこかにありそでなさそ?「とねがわひさし」さんもおりますかね?「万歩計」に相当するもので、泳いだ距離を記録できる「万泳計」って存在するのでしょうか???
フィクションでは、三遊亭圓朝による「牡丹灯籠」、、、江戸で萩原新三郎を殺して、幽霊から百両の金を奪った伴蔵が繁盛する荒物店を構えたのが、栗橋宿でした。圓朝は、笹屋(お話の中では「料理屋」)という栗橋の旅籠に泊まって取材したようです。
栗橋最大の見物は、毎年必ず梅雨の頃にハクレンという巨大魚が利根川で大ジャンプ大会をすることではないかと思えます。まだ残念ながら見たことがありません。
「分岐点」の会場は、廃校となった小学校でしたが、歩いても間もないところにまた廃校となった小学校が「ハクレン館」という名前で、「しずか館」と同様に老人向け施設となっていました。
明日15日には、静御前墓前祭という法要イベントがあるようです。関所跡と樹齢300年以上の欅がある八坂神社へ寄りました。
「幸手を行ば栗橋の関」は、芭蕉の詠んだ句で、幸手市にある聖福寺の入口に真新しい句碑ができていますが、、、ん~この句は、どこが素晴らしいのでしょう???

2 件のコメント:

  1. ハクレンは養蚕のゴミ(カイコの糞と桑の葉の残り)を川に棄てると、食物連鎖で餌ができ、すくすくと大きく育つのだそうです。中国人の知恵。正に天人合一ってやつです。養殖だの蓄食だの何やら怪しげな海産物が出回る昨今、4000年の歴史を少し見習って欲しい。ま、とうの中国も忘れてしまってるようですけどね(^^;

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