2009年9月18日金曜日

べったりと人のなる木は何処ですか?

雨になると言う天気予報が、まるで信じられないくらい快晴の朝でした。
もし利根川に水上バスでもあったらすぐに着いてしまうのかもしれませんが、埼玉県の東端を通って都内に入って、JR常磐線で千葉県を北上し、JR成田線・布佐駅で下車しました。ここは、千葉県我孫子市になります。
徒歩で利根川に架かる栄橋を渡りました。茨城県北相馬郡利根町の「布川」が今日のお散歩場所です。昨年、知人が出かけた時のブログみたいなものを読んだくらいで、ほとんど下調べもしないで、地図も持たずに出かけてきました。
まずは、布川城跡でもある徳満寺へ、、、柳田國男が13歳の時に見て「寒いような気持ちになった」という絵馬があって、実物も見せてもらえるようです。女が産んだばかりの赤ん坊を押し殺している凄惨な図柄で、そんな絵馬が存在するということも衝撃的な感じがします。いったん石段を下りて、少し離れたところにある琴平神社の石段を登って行ったら徳満寺の本堂の裏手とつながっていました。どちらにも一茶の句碑があります。
今日は、『利根川図志』の著者である赤松宗旦の旧居を見るのが一番の目的なのですが、、、場所がはっきりと分からないので、利根町役場で訊こうと行ってみましたが、まだあまり職員が出勤していない時間帯でした。9時から開館ということはネットで調べてあったので、先に墓のある来見寺へと行きました。なんの案内も出ていませんでしたが、墓地を一巡りしたらすぐに見つかりました。
その先には、布川神社があります。ここも2枚の絵馬が町指定の文化財のようです。賽銭箱の後ろから覗くと、、、暗くてよく分からないながら絵馬のようなものが掛かっているので、写真に撮ったら、ちゃんと写っていました(^^)v
まだ9時にならないので、特に興味がなかったものの「柳田國男記念公苑」へ入ってみることにしました。利根町立で無料です。
空はどんよりと曇ってきました。でも赤松宗旦と柳田國男がつながり、さらに小林一茶や葛飾北斎などとのリンクが見えてくると、やっぱり天気予報など信じずに出かけてきて良かったと思えるのでありました、、、。

2 件のコメント:

  1. 凄惨な図柄、どんなものかとついググリました。なるほど、13歳の少年がみたらぞっとするだろう絵柄でした。それほど農家の暮らしが厳しいものだったのか、一説には案外、当時の風習として普通の事だったらしいのか、今となっては知る由もありませんが、、、、女性は強しと思うのが私の印象です(^^;

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