2011年6月14日火曜日

身も細り、我がはらは猫である


咽喉が渇きましたが、加波山神社には手を洗える場所も見あたりませんでした。社務所には鍵がかかっていました。とりあえず加波山頂からは、2.2Km先の「一本杉峠」まで行ってみることにしました。名前通りに杉の木が一本だけあるのでしょうか?
「霞ヶ浦」まで見えるという案内看板がありましたが、木々が生い茂って見えそうにありませんでした。歩いていると遠くから聞こえる雨引観音の鐘の音とは別になにか耳障りな機械音がしていました。それは、巨大な風車の回る音でした。
視界が開けたところにあった水たまりには、何か黒い塊が蠢いていました。よく見ると小さなオタマジャクシが寄り集まっていました。舗装した車道にでましたが、一台の車も通りません。「林道丸山線」という道らしく「落石のため通行止」と書かれていました。
風車の下には、「ウィンドパワーつくば風力発電所」という看板が建っていました。風車は2基あって、片方しか回転していませんが、電光掲示表示では「只今の風速1.0m/s 現在の発電電力0kW」となっていました。風速3m以上ないと発電できないようです。
一本杉峠にある標識が傾いていて、どちらに向かうべきか怪しい状態でしたが、「この先車両通行不能」と表示されている未舗装道路から下山することにしました。午後1時15分です。
道の上を水が流れている場所が多くぬかるんでいました。大きく陥没してしまっているところもあります。沢が道を分断してしまって、もう少し水量があれば通れない状態でした。どうやらそこまではバイクや車が入って来ているのかタイヤの跡がいっぱいあります。
オフロードバイクの練習コースみたいな場所がありました。このあたりは、猟銃の発砲が可能なような看板がでてます。民家のあるところまで1時間以上も歩くことになりました。
弁財天に水道の蛇口があって、水がでましたが、しばらく放水しても茶色く濁ったままでした。やっと飲み物の自動販売機が見えました。午後2時50分です。数台のオフロード車が列なって山に向かってゆきました。タイヤの幅が普通の車の何倍もありそうでした。

最初の自動販売機のところから岩瀬駅まで10Km以上ありそうです。もしかすると筑波山へ向かって、バスを利用した方が楽だったのかもしれません。
県道に出ました。石屋さんばかりでコンビニもファミレスもありません。「まんぷく」みたいな名前の食堂が見つかりましたが、窓から中を覗くと誰もいないので「くうふく」のまま通り過ぎました。もうそれきり飲食店はありません。
四日前に雨引観音から下りてきて県道へときた地点まで1時間かかりました。すでに足は痛くて、歩行限界をとっくに超えてしまっています。道端に毛皮が落ちていました。頭蓋の一部が白く見えていました。イタチかテンかキツネか分かりませんが、もう少しキレイなら襟巻きになりそうです。
またサイクリングロードとなっている鉄道跡を歩くことにしました。雨引駅跡に痩せた野良ネコが昼寝をしていました。声をかけるとにゃ!!にゃ!!にゃっ!!と笑顔(?)で近付いて身体を擦り寄せてきました。身体が痒いのか、そうすれば食べ物を貰えた記憶があるのか……。

所用9時間20分、、、午後5時5分にJR水戸線・岩瀬駅まで戻りました。昼食なしで、消費水分は合計3リットルほどでした。
駅まで送りにきた男の子に三度ほどキスをして、女子校生は列車に乗りました。ああ、本日もめでたしめでたし\(^^)/

3 件のコメント:

  1. イトトンボじゃあ水分摂れませんね(T_T) 山田だったら水が湧いてる場所の匂いが分かるけど、ケモノも毛皮に成っちゃう山は死の山なのでしょうか? 飯抜きで9時間半・・命がけで鍛えた肉体を見たい!

    返信削除
  2. 足、大丈夫ですか?ちょっと心配です。
    これ読んだら、迎えにいきたくてしかたなく思いました。近くなのに歯がゆいです(笑)
    しっかし、遠くまで歩きましたね。一本杉まで行くとは…すごい。

    今週俺たちもリベンジに向かうので、参考になります。

    いっしょに行った人間が、足を痛めたので、燕山方面
    の林道を間違って降りたのですが、林道の終わりに
    なって通行止めになってる事を知りました。

    林道はほとんど全部通行止めになってる感じですね。
    どうやって足尾まで行くか計画を見直してみます。

    ほんとうにお疲れさまでした(__)

    返信削除
  3. たくさん歩きましたねぇ(・・)ゆっくり休ませて上げてくださいね。運動後の整理運動とか知ってるといいんでしょうね。

    駅まで送れば女子高生のキスが3回か、いいなそれ( ..)φ

    返信削除