2009年2月9日月曜日

春よ来い、頭に来るか腹に来るか

虫の知らせはどこへ来る?
でんでんむしは、かたつむり。パンスト破るは、でんせんむし。「腹の虫が治まらない」と言うときの虫は、空腹時に鳴く虫とか単に寄生虫を言っているのではなく庚申信仰の「三尸(さんし)」と関係がありそうに思えますが、本当のところはまだ調べていません(^^;)
青面金剛に踏みつけられている三尸と見ざる・聞かざる・言わざるの三匹の猿を彫った庚申塔は、かなり多く道端に建てられています。庚申の夜、青面金剛に疫病の予防治療と人間の身体にあって、人を短命にするという三尸を除いてもらい、長生きできるように祈るものだそうです。写真の石塔は道しるべも兼ねていて、昔は多くの人が往来した場所なのでしょうが、今は誰も通らないようなところです。
標本になっているような寄生虫は長大で、そんなものが腹の中に入っていると想像するだけでも不気味ですが、飲むと危ない水しかないようなところで生活するなら、寄生虫がお腹の中で毒消しをしてくれるそうです。たぶん関係はないかもしれませんが、花粉症なんかは日本でほとんど寄生虫との縁が切れてから発生していると考えるならば、もしかすると「無視」できない程度には、役立っていた虫だったのかもしれません。

2 件のコメント:

  1. 戦後の農地政策で田畑を切り分けてるから、sの都合で道路から離れてしまってるのかもしれないですね。三猿は関西ではあまり見なかったような記憶です。地方性があるのかな。

    返信削除