2010年12月18日土曜日

マンモススタピーがんばらんち



昨日、上野動物園とその周辺はモミジの紅葉がきれいでした。特に塀越しに見える「ぼたん苑」の中がよい感じでしたが、、、冬牡丹の公開で門が開くのは、1月1日のようです。

「岩宿博物館」のホームページを見たら”岩宿遺跡の紅葉は今が見頃です”と書いてあったので、行ってみることにしました。

岩宿遺跡の最寄り駅は、JR両毛線・岩宿駅なのですが、東武鉄道、わたらせ渓谷鐵道、上毛電気鉄道などが交錯する地域なので、最も電車賃が安いコースで、東武鉄道桐生線・阿左美駅から歩くことにしました。この阿左美駅は、本来なら駅構内のトイレか待合室になるべきところが、「縄文式文化住居跡」になっています。

館林駅を過ぎたあたりになると車窓から見える田畑が霜で一面白っぽくなっていました。足利市あたりで朝日が見えました。阿左美駅には、午前7時半くらいの到着です。ここから岩宿博物館までは、どのくらいの距離を歩かなくてはならないのか謎でしたが、開館時刻まで2時間もあるのでした。吐く息は白くなり、もっと南へ行くべきだったかと思うくらい寒い朝でした。

いくつか標識がでていたので、道に迷うこともなく1時間足らずで岩宿遺跡に着きました。相沢忠洋の像がありました。実は、「ぐんま昆虫の森」へ行くついでに何処か他に見るべきところはないかと地図をみていたら「ぐんま昆虫の森」を通り過ぎて、だいぶ先に「相沢忠洋記念館」というのが載っていました。名前の感じから画家か彫刻家ではないかと勝手に思い込んでいました。

戦争が終わって1年と経たない1946年7月、相沢が黒曜石でできた石器をみつける。これが日本にはないとされてきた旧石器時代の証拠となったということなど昨日まで、、つまり「岩宿遺跡」ってところへ行ってみようと思いつくまで、全く知りませんでした\(^^)/

「岩宿」という地名は、この発見以前からのものなのかどうか、ネットの検索では分かりませんでした。

まずは琴平山に登ることにしました。登り口では、霜柱ざっくざっくと踏みつぶしです。濡れた落ち葉は、凍ってきらきらしています。山頂には、三等三角点がありました。標高196.2mです。さらに続いている道を行くと行き止まりで「大間々扇状地展望台」だったことを後から手に入れた「岩宿博物館周辺マップ」で知りました。なぜかそこの木に縛り付けてあった温度計は、5°Cでした。

琴平山のあちこちに2リットルサイズのペットボトルが木などに吊されていました。上部がほんの少し四角く切り取られていました。そこが入口となって、底にはカナブンやカブトムシの死骸が折り重なっていました。単なる虫取りなのか、何かの調査なのか謎です。旧石器よりもこちらのほうが気になってしまいました(^^;)

書くのを忘れるところでした、、、もうコナラなどの葉もほぼ落ちて、「どこに紅葉が?」と思ったわけですが、岩宿博物館のホームページは、最終更新日が10月11日でした。もっと働けよ!!(笑)

掲示写真は、ウクライナ共和国メジリチ遺跡で5軒発見されたマンモス象の骨を骨組みに使った住居跡の約75%縮小レプリカだそうです。

2 件のコメント:

  1. フットワークの良さにあっぱれ!ぼくなら岩宿博物館のホームページを恨んで自分の不覚をののしり、たちどころに一日ブラックマンデーになるところです。

    阿左美駅やら岩宿駅やらなつかしい名前が出てくるとぐぐ~~んと日記にひきつけられます^^ 20代のころ数カ月居たことがあるのですが、周辺の地理や歴史をほとんど知りませんでした。仕事野郎になってからどこにいても通過点にしか過ぎなくなっていました。世の転勤族はみなさんそうなんでしょうね。

    話を元にもどしますが、失敗も楽しく書くようになりましたね。凹まないから書き込みのエネルゲンが残るのでしょうか。すばらしいです、萌えっすね^^v

    昨日は家具を買いにみなとみらい地区にある大手のショールームにでかけました。
    姫のような魅力的な日記は書けないので、結果を書きますと、地下鉄で高島駅に行き美術館と日産本社ビルをランドマークに歩きました。ぼくの頭の中では原っぱのイメージだったのですが開発が進みとても賑わっていました。20代と30代のヤングパパママを狙った商戦が成功しているようです。

    どこにもタバコの吸殻や落書きがない光景がいまや日本中にあふれています。ここもそうでした。山奥の公共トイレに入っても清潔ですよね。欲望のエネルゲンはいまやどこに噴出しているのでしょう。元暴走族のリーダーは後輩の身を案じ海老蔵を訴えないようです。落ちこぼれや鬱や統合失調症に姿を変えて人々を襲い始めているかのようです。

    話はどこにたどり着くかというと、もちろん凹むというところなのですが、偶然見つけた手焼きせんべい。美味しくてリスのように自宅に貯蔵してあります。それを金曜日の夜はお湯割り焼酎片手にぽりぽり食べて夕食としておりました。さすがに、エネルゲンの補給にほど遠いようで昨日は一気に風邪をひきこんだようで、
    目的の家具を一発で決め、咳をしながら「情けない」とつぶやきながら帰宅してしまったのでした!! ぼくにはガッツがありません^^; 姫の日記にひかれるゆえんです。

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  2. 最後の解説があるまで、何のオブジェなのかずっと悩んでました。マンモスとタイトルにあるからその関連なのだろうけど、ううむ状態(^^;

    石器時代といえばマジックハンドとかゴールドハンドとか言われる人がいましたね。彼の事件を知り、周り学者先生が誰一人見抜けなかったとの部分に、考古学って何?みたいな気持ちがぬぐえません。

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