2012年10月6日土曜日

龍をみたか


不思議なことではないのかもしれませんが、あまり日数を経ずして同じ道を歩くと所要時間が短縮しますし距離も短くなったような気がします。逆に何年かぶりに歩くと以前はもっと近くて時間もかからなかったような感じがするものです。脳がズルをするからかもしれません。無意識(?)での記憶改竄みたいな、、。
雲龍渓谷までなんとかたどり着いて転んで痛い目に遭ったのは、9月18日でした。今回は、まず渓谷の方へ下らずに林道を先へと進みました。土砂に埋まって草茫々となっていたり大きな落石が道を塞いでいました。
廃れた林道もここまでかと思えた場所から雲龍瀑の落ち口が見えました。木立が邪魔をしてよく見えません。視界を妨げている木々よりも高いところまで登ろうとしましたが、急斜面で滑りやすく、けっこう大きな石でもつかまろうとすると転げ落ちてきます。そこに生えている草の茎には棘があって握れませんでした。
試行錯誤的前進後退を繰り返しながら斜面を登ると庇のようにせり出している崖下にでて滝が正面に見える場所まで行けました。上からは絶えず水滴が落ちてきて岩を浸食しています。硬そうに見えても手で触れば脆かったり、大きな岩が簡単に動きました。
時折強い風が吹いて霧や雨粒を運んできていました。いつ岩が落ちてくるかもしれないので、あまり長居のできる場所ではありませんでした。



1 件のコメント:

  1. 距離を体が掴むと体内時計が出来るのではないかなと思います。道を知らないうちは、長く感じますからね。

    滑落落石には注意して下さいね。この美しい動画を見ていると、風雪で肌や形を変えるのは山の営みのような気がして来ます。どうしたって勝てるわけが無いのに治水なんて名付けて骨をる人間は、単に時間と資材を無駄にしてる気がしてなりません。



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