2012年10月14日日曜日

天上の地獄からひょっこりひょうたん池へ



気温3°Cに風速20~30メートルの風が吹いた時の体感温度は零度を下回るのでしょうか???
そんな”天上の地獄”みたいな極寒の地からほんの少し歩いただけで彩り鮮やかな木々に暖かく包まれる不思議、、。紅葉が見られたらいいなと思っていましたが、予想外の「絶景」でした(^^)
そろそろ引き返さなければならない時刻でしたが、「ひょうたん池」と道標があった方へ行ってみました。池というくらいなので人工の水たまりなのかもしれません。水面に映った空のほうが実際の空よりも青く見えるような気がしました。
午後2時少し前に歩いて来た道を引き返して、15:55発のバスに間に合いました。もう薄暗くなってきていましたが、これから山を登ろうとしている老人もいました。
帰りのバスの車窓からも「殺生石」をちらっと見ることができました。

殺生石は温泉の出る山陰にあり。石の毒気いまだほろびず。蜂蝶のたぐひ真砂の色の見えぬほどかさなり死す。
    (松尾芭蕉『おくのほそ道』より抜粋)

芭蕉が那須・湯本で宿泊したのは、「和泉屋」だったと伝えられています。湯本で55代続いた老舗旅館でしたが、昭和61(1986)年に廃業したそうです。寝る前に目薬を差すと灰色の涙となってこぼれ落ちました。



2 件のコメント:

  1. >気温3°Cに風速20~30メートルの風が吹いた時の体感温度
    >は零度を下回るのでしょうか???

    はい、確実に低体温症になり眠ってしまえば凍死ですよね。紅葉2012が圧巻!!

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  2. これは素晴らしい(・・)こんな色深い絶景はお目にかかったことがないです。
    こんなところに小さな白い別荘でも持ってたらいいなぁ(^^)灰色の涙も凍死も遠慮したいですが。

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