2012年9月20日木曜日

龍尾を踏めず




つづら折りで歩いても歩いてもたいした距離を進んでいないような退屈な行程でした。秋茜などのトンボはたくさん飛んでいて、蝶の羽根はぼろぼろでススキが生えていて、あたりはすっかり秋の気配ですが大汗かきながらひたすら登りました。
「国土交通省日向雨量観測所」の標高は、1172mと書かれてました。「雲龍渓谷」への注意書き看板は地に落ちていました。
あとどのくらい歩けば着けるのかまったく分かりませんでした。東武日光駅を出たのが午前7時45分頃でしたので、午後1時になった時点で引き返すことに決めました。
もうすぐ正午になる頃に舗装道が分岐して、どちらに行ったらよいのか分かりませんでした。まっすぐ上り坂のほうへ行くと道が途切れてしまったので引き返しました。分岐した道も稲荷川の方へ下ってゆき、行き止まりとなっていました。車が一台駐まってました。
「雲竜渓谷」の道標の先は崖ですが、河原へ降りる立派なコンクリート階段があり、その下でなにやら調査に来ているような人が三人いました。一番年長の親爺にもう道はないのかと訊くと上から小さな石が落ちてくるしこの先には行かない方が良いと言われました。この三人は長靴でじゃぶじゃぶと川を渡り下流の方へと行ってしまいました。
長靴はないので水の流れが狭まっている場所を探して飛び越えました。たぶん大雨のたびに石の配置も水の流れるところも変わっていそうでした。小さめの石は足をかけると崩れます。最初に転んだときに右手に持っていたカメラを石に叩きつけてしまいました。二度目に転んだときは、左の頬骨のあたりを石にぶつけるようにして倒れてしまいました(T_T)
目から花火!!
デジカメは、繰り出しレンズの芯が曲がったのか、撮影しようとするとレンズエラーでフリーズしてしまいましたが、「しっかりしなさい!!」と往復ビンタをすると復活しました。ややズームレバーの効きが悪くなりましたが、故障には至りませんでした。
数本の電線が並行に渡してある下を通って少しずつ上流へと向かいました。この線を岩が切ると警報を発するようなセンサーにでもなっているのでしょうか???
飛び越えるには危険な幅の水流に阻まれたところで進むのを断念しました。転んで痛い目に遭っていなければもう少し先まで行ってみたかもしれません。雲龍瀑まではもうすぐのような感じでしたが、、。


先ほどネットで調べたら、、分岐して途切れた道をもっと先に行けば雲龍瀑を遠くから眺められる場所へ行けたようでした。奥日光の赤岩滝のときもそうでしたが、なぜ事前にちゃんと調べてから行かないのでしょう(^^;)
けっこう時間がかかったので、雪や氷に覆われた道では、駅から歩いてきたら日が暮れてしまいそうです。


1 件のコメント:

  1. 道なき道を、お疲れ様です。まぁ、カメラはヘビーデューティーで有ることが望まれますが、性能や使いやすさを考えるとね、結局名誉の負傷、自分の体で守ることになると思います。私も何度か経験有り、若い頃の話ね(^^;。

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