2012年9月12日水曜日

日の光、水の砂




稲刈りはもう殆ど終わったようなので「飢饉」にはならないでしょうけど、、利根川水系では11年ぶりの取水制限とのことです。
日光への往き帰りに利根川を渡ります。水のあるところの川幅は変わってないようですが、あちこちに中州が見えていて流れている水の量はいつもよりだいぶ少ないのかもしれません。
木々の枝を伝ってあちこちに移動する蛇の様子を一時間以上も見てしまいました。瀧尾神社から少し引き返して東照宮の行者堂のところから女峰山への登山道もありますが、今回は稲荷川沿いに歩いて、いくつかは登録有形文化財になっている日光砂防堰堤群を見てみることにしました。
女峰山からは、大量の土砂が流れ落ち、、寛文2(1662)年の土石流では町がまるごと土砂の下敷きになってしまったそうです。砂防工事は、今も日光のあちこちで行われています。日光は過去からずっと流れ落ちる土砂と戦っているような地域なのです。
ところが「稲荷川ハイキングコース」は、コース脇の法面が崩落して「通行止め」となっていました。行けるところまで行ってみようと先へ進むと、、崩落現場で工事中のおっちゃんに何か言われることもなく通れました。
登録有形文化財「稲荷川第4砂防堰堤」のところは、堰堤を正面から見ることができるように木道があり木蔭にもなっているので、ここで昼食にしました。
もっと上流へ行くと「雲竜渓谷」があって、厳冬期には100m以上の氷柱ができるのだそうです。
そちらへは向かわずに「通行止」表示のある橋になっている砂防堤から対岸に渡りました。「見晴台」まで行く途中に山の斜面から湧水がありました。ペットボトルに入れてみると水の中にミジンコの類もゴミも見えないので少し飲んでみたらとても苦みのある水でした。
見晴台のところに「日光駅5Km」という道標があったので、その道から戻ることにしました。男体山や女峰山の側には雲があって残念でしたが、とても視界の良い場所も通りました。
一体どこに降りて来たのか分かりませんでした。私有地を通る(?)みたいなので、逆に日光駅のほうからは知らないと進入路が分からないのではないかと思えました。




1 件のコメント:

  1. 通行止めは車のためのものなのかもしれませんね。無断立ち入りは10万円か、なにがあるんだろうな。。。マツタケでも採れるんでしょうか(^^)

    マツタケ、採っていい山に入っても、私見つけられません。

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