2012年7月3日火曜日

スタンダードな垢と苦労


昨年は、6月23日に出向いている所沢西武球場のすぐ近くにある「ゆり園」へと行きました。西武球場前駅への到着は午前11時5分でした。
晴れ間があるようなお天気になるのかと思っていたら正午頃には雨が降ってきてしまいました。ユリに限らずバラ園に行っても菖蒲園に行っても花の写真はどう撮ればよいのか分かりません。花を撮るのではなく「昆虫」を撮るほうが楽しい気がします。ここのユリは、虫たちが好きではない種類なのか、虫が寄らないように管理されているのか花の数に比べたら虫があまりに少ないようです。
「ゆりえん」からいつも語呂語呂連想してしまうのは、スタンダール『赤と黒』の主人公である「ジュリアン・ソレル」です。去年のブログは”ゆるみゆらゆらゆりあんそれいゆ”という題にしてました。
『赤と黒』はスタンダールが44歳の時に書いた小説ですが、新聞で読んだ実際の事件を題材にしているそうです。『パルムの僧院』も同じようなもので、スタンダールは物語の”プロット”を自分では創れない作家だったようです。
1822年に発表された『恋愛論』は、11年で17部しか売れなかったという話もあるくらい同時代の人々には無視された作家でした。

1 件のコメント:

  1. ユリにアオドウガネはスタンダールな組み合わせですな(^^)

    11年で17部か、そこまで酷くはないけど身につまされますな(爆)。芸術にせよ文学にせよ、この国はプロとして育成しようとしないから質が下がる一方ですね。赤と黒は誤訳論争が起きてるようですが、外国の文化、否、人の言いたい事を、人生経験の違う人が訳せば、当然誤りの形となって現れると思う。自分で訳せばすぐ分かります(^^)

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