2012年5月9日水曜日

いもいも文化圏



単に「いも」というと私的に頭に思い浮かぶのは山芋でも里芋でも馬鈴薯でもなく「薩摩芋」です。ところが、群馬県太田市から栃木県足利市や栃木市あたりの”両毛いもづる文化圏”での「いも」とは「ジャガイモ」のようであります。でも、もしかすると芋蔓ではなく「ソース」つながりなのかもしれません。桐生市を加えるのを忘れてはいけませんが、「ジャガイモ入り焼きそば」だけでなく「ソースかつどん」という食文化が重なります。また、足利出身の書家・相田みつをが無名の頃にはソースのラベルをデザインしたことがあったかと思います。
足利あたりで売られている「イモフライ」は「フライドポテト」とはまったく異なる食べ物でした。このイモフライ文化圏は、東山道や例幣使街道によって伝播したなどという大時代なものではなさそうです。遠くても明治時代以降かと思われます。埼玉県行田市では、独自に生じた「フライ」や「ゼリーフライ」という食べ物がありますが、強いて足利との共通項を見つければ、、、「織物」とか「繊維」あたりが鍵を握っていそうです???
写真(上)は、あしかがフラワーパーク内で一本200円で販売されているイモフライです。写真(下)は、鑁阿寺境内にある「ひこまや」(店名の読み取り難)で五本300円で売られているイモフライです。両者を比較するとソースも揚げ衣も違います。



2 件のコメント:

  1. 薩摩芋・馬鈴薯・里芋~~根が付くと信じて食べてます。
    薩摩は天婦羅なのに馬鈴薯はフライ~~に決まってる。
    里芋=旨芋と思ってますが天婦羅にもフライにもしてもらえない。揚げなくても美味しいからでしょうか!(^^)!

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  2. イモフライはじゃがいものフライですよね。
    ずいぶん昔から東京でも食べられてましたが、串にはささってませんでした。
    サツマイモは天ぷらが殆どですよね^^
    フライにしたらおいしいのかな~
    ちなみに俺はあまりサツマイモが好きではありません…

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