2012年4月5日木曜日

笑顔98



関東ふれあいの道・東京5番「鍾乳洞と滝のみち」を歩いてみることにしました。
午前5時15分くらいに家を出て、武蔵五日市駅への到着は午前8時でした。「鍾乳洞と滝のみち」は、檜原村払沢の滝入口バス停からあきるの市上養沢バス停までの約9キロです。払沢の滝入口バス停の側から歩くつもりでいましたが、電車の到着とバスの出発時刻が合わないようなので、上養沢のほうから行くことにしました。現地に着いて判明したのは、ちょうどよい時刻の払沢の滝入口行きバスがないのではなく、そこを通ってもっと遠くまで行くバスがあるということでした。
8:17発「上養沢」行きのバスに乗りました。座席が11人分しかない小さなバスでしたが、乗客は他に2人だけでした。
終点の一つ手前「大岳鍾乳洞入口」バス停で下車しました。所要時間は、25分470円でした。バス停は「養澤神社」の前だったので、神社に寄ってみました。狛犬が「龍」でした。
ここから2キロほど登り坂の林道を歩いたところに「大岳鍾乳洞」があります。途中、まだ稼働中の採石場の中を通りぬけます。午前9時15分頃に鍾乳洞へと着きました。
大岳鍾乳洞は、昭和36年に発見されたそうです。全長300メートルほどあるらしいのですが、今は「休洞」としている部分があるようでした。観光客によって荒らされたり破壊されたりもあったみたいです。鍾乳石を保護するために設置された金網などは、どれも壊されて大きな穴があけられてました。
入洞料500円です。ヘルメットを渡されます。懐中電灯も貸してくれましたが、電灯が点いているのでほとんど必要ありませんでした。洞内はだいぶ天井まで低いところがあって、しゃがみながら進まなければならないところも長くありました。何度も頭をあちこちにぶつけました。
鍾乳洞よりも凄いのは、管理している婆さんです。聞き違いでなければ、98歳と言ってました。関東大震災と太平洋戦争も生き抜いて、今も元気でした。
中でゆっくりし過ぎたようで、それと後続の客が一人もなかったので、鍾乳洞の入口から婆さんが「大丈夫ですかぁ~?」と呼んでました。



1 件のコメント:

  1. 「あきるの市」の命名にどうしても馴染めませんが、まだ秋川市と五日市町だったころ「日原の鍾乳洞」を訪れたことがあり、西多摩郡の散策に期待!!しながら読んでいます。98才のおばあちゃんの笑顔・・・こんな風に年とりたい。

    Ann Pon Tangとはよくぞ自称したものですね(^^) オイラも早起きなのですがそれは年のせいなのであり、早暁の日の出頃すでに家を出るとはなんともしびれます。全長300メートルほどの鍾乳洞の中に「大丈夫ですかぁ~?」と呼ばれてしまうほど長期滞在して飽きない根性にしびれます。西多摩散策お土産の写真はまたきっと山中に放置された年代ものの乗用車だと確信します。。。まったくすばらしい姫様ですね(^^)

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