2012年3月14日水曜日

ノータリンのノーリターン




午後0時15分、やっと「鳴虫山(なきむしやま)」(1103m)の山頂に到着しました。普通なら楽に全コースを歩き終えているくらい時間がかかりました。山頂で昼食にしようと思っていましたが、雪の降り方が激しくて風も強く座れるところもないので先に進むことにしました。
ところがここから先は、シカも人間もしばらく歩いた様子がありませんでした。進むと膝くらいまで雪に埋もれますが、雪はさらさらと軽いので山を下るには問題なさそうに思えました。雪を握っても雪合戦に使えるようなボール状にはなりません。
10分ほど行くとさらに視界が悪く、道は不明瞭で膝まで埋もれる登り坂は体力を激しく消耗します。まだやっとコースの半分に達したくらいの距離です。まるで行き止まりのように木々に囲まれた地点で引き返すことにしました。こんな街に近い場所で遭難したら大馬鹿者です(笑)
鳴虫山の山頂まで戻るのに30分もかかりました。下る時と上る時では歩幅が異なるので、自分の足跡を踏み直せません。
なんとなく髪の毛がごわごわとしてきたと思ったら毛先に小さな氷の粒がいっぱいできていました。髪に付着した雪が体温で溶けて、水分が寄り集まりながら髪を伝わり流れるうちに冷えて凍ったのかもしれません。
登山口の近くは、朝よりも雪がいっぱい降っていますが地面の上は溶けてまったく積もってない状態でした。結局、誰一人見かけませんでした。
ところで「仕事の途中で鳴きを入れるな!!」などと言う人がおりますが、「鳴きを入れる」とは吉原の遊女の手練手管のひとつが語源なので、これはたぶん「泣き言を言うな」などと言うべきです、、、なぁんてブログに書こうと考えながらとっとと山を下りました。
東武日光駅前で「生湯葉」を買いました。雪雲は鹿沼の手前で終わって青空の下へと帰還でした\(^^)/



1 件のコメント:

  1. 冬山登山になるのでしょうか。仕事の途中で鳴きを入れず、とっとと山を下ったのは正解だったのでは!? 人も歩かず鹿も通らずの冬山、なんとも魅力的なトレッキングです。オイラにはとてもチャレンジする元気ありませんが、自分で歩かないとわからないことはどこにでもいっぱいあるようですね。。一月前に車がパンクしてしまって駐車場にほっぽっときました(←関東弁??)。春が近づいたので急いでタイヤ4本換えました。戦場ヶ原あたりに出かけてみようと思っています(^^)。

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