2012年2月28日火曜日

さくさくと時代錯誤




今朝はまず「清澄庭園」へと行きました。
日本史上で最も知名度の高い商人は、紀伊国屋文左衛門かもしれません。清澄庭園は、文左衛門の屋敷があった場所とも言われています。でも元禄時代には、現在のような回遊式の庭園は存在してなかったようです。
一枚目の写真は、清澄庭園内にある芭蕉句碑で高さ1m、幅2mくらいある大きな自然石に句が刻まれています。意外と新しくて昭和9年に建立された句碑です。
二枚目も同じ「古池や……」の句が刻まれていますが、建立年は不明とのことです。深川江戸資料館の中に展示されているものです。
ところで芭蕉と文左衛門は、この辺りで一緒に酒でも飲んでいたのでしょうか? 清澄庭園の近くには、滝沢馬琴生誕の地や平賀源内がエレキ実験をした場所とか、墓は文左衛門の他に国学者の村田春海、寛政の改革をやった松平定信、あれやこれやといっぱいあります。
江戸時代の一大イベントと言えば、赤穂浪士の討ち入りですが、それを見て芭蕉は何を思ったことでしょう?(笑)
三枚目の写真は、紀伊国屋文左衛門の墓です。正面の大きな石は、縁も由もない人達が昭和38年に建てたもので、向かって左隅にある小さい石が墓石です。豪商の墓としては粗末なものです。


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