2012年2月23日木曜日

みなもとの桜子




海までは、全長60キロほどあるという「桜川」の源泉まで行ってみることにしました。
少し気温が上がって春の暖かさが感じられる午後になりました。両岸に轍の付いたのら道が続いていました。所々に葦が生えていますが、川底はコンクリートで固められていました。水量はあまり多くなく透き通った水が流れていました。
途中から河岸に道がなくなってしまいました。ときどき川を見失わないように迂回しましたが、最後は「県道289号・富谷稲田線」という道路脇に源泉らしい「鏡ヶ池」がありました。ほんの少しだけ土地が高くなってきていましたが、まだまだ平地でした。
なんとなくもっと深閑とした神秘的な池を想像していたのですが、池の護岸はコンクリートで固められていますし、道路には近くの採石場からダンプカーが埃を巻き上げて通って行きます。
説明も花崗岩に彫られていました。”謡曲「桜川」で知られる桜川の水源地であって、いかなる日照りが続いても水の涸れることがないという。花園天皇(一三〇八-一三一八)の頃、夫木和歌抄に「みせみせぬ鏡ヶ池におしとりはみつから顔をならべてぞいる」歌聖紀貫之の桜川の和歌とともに有名である”と書かれていました。
地図代わりに持って行ったのは、商工観光課が作成したらしい「桜川市観光案内」でした。鏡ヶ池の少し先で笠間市になってしまうので、記載もないのですが、この辺りからだと羽黒駅へと来た道を引き返すよりも次の福原駅の方が近そうでした。ところが駅への標識が出ていることはなくて、不安なまま小一時間歩くと稲田駅が見つかりました。
福原駅の近くには、「常陸出雲大社」があるので前々から一度行ってみようと思いつつ「縁結びのおやしろ」に縁が繋がりません(^^;)




2 件のコメント:

  1. 懐かしい風景のミチを歩くんですね( ^)o(^ )
    右側は田んぼで左側は麒麟草が生え放題?
    鏡が池は酷いですね((+_+))
    なぜ こんな姿にしてしまうのでしょうか!

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  2. 桜川: 関東で産まれ育ちながらいまや都会の片隅で浮き草となっているオイラ。姫の紹介がなければ気付かない川だったでしょう。筑波山から始まったオマージュ 今日もすばらしい。オイラは子貝川の名前をどういうわけか知っていて、桜川の隣に流れている川であることをさっき気付きました。

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