2012年2月19日日曜日

むすぶの神にゑんのいとぐちひきたまへ



午前11時50分くらいに借りた自転車を返しました。筑波山へ向かうバスは正午に出るのかと思っていたら、12:30発でした。
193ヶ所に雛人形が飾られているようなのですが、その「ひなめぐり1」番が桜井精肉店で、享保の頃に作られた人形を展示していました。90円の”野菜サクサクコロッケ”を買って食べました(^^)
午後1時前に筑波山の観光案内所前に着きました。真壁からバスに乗ったのは、他に親爺が1人だけで、この人はつくば駅まで帰るようでした。
ケーブルカーで登ってしまうつもりでいたのですが、翌日から「梅まつり」(まだ花は全く咲いていません)が始まるので、ケーブルカーは点検整備で運休でした。ロープウェイも先月から2月21日まで運休しています。
掲示してある地図を見ると歩いて1時間半くらいで山頂まで行けそうなので筑波山神社に寄ってから「登り約50分・白雲橋コース」へと向かうことにしました。最初は気付きませんでしたが、白雲橋コースに入るまでに神社から20分と女体山山頂まで40分とケーブルカーの山頂駅まで15分が加算され、バスの最終に間に合わせるには、下山するのにかかる70分とで男体山山頂まで行く時間は残っていませんでした。
しかも昨夜の雪で登山道は、凍って滑ったり、ぬかるんでいたりしていて歩きやすくありませんでした。
「弁慶茶屋跡」を過ぎると弁慶七戻り、出船入船、裏面大黒、北斗岩などなど名前の付けられた巨石が次々とありました。女体山山頂(877m)への到着は、午後3時10分頃でした。木々に積もった雪が風で舞っているものだと思っていましたが、本格的に雪が降ってきてしまいました。
ケーブルカーもロープウェイも動いていないので、お店は全部閉まっていました。人影は皆無です。山頂近くのお店で何か食べればよいと思っていたので、結局は小さなコロッケひとつが本日の昼食となってしまいました。
最終バスが出る5分前にバス停まで戻りました。自販機で、昔は茨城県内だけでしか買えなかった「MAX」という名の缶コーヒーを買いました。この缶コーヒーは、コーヒーとは別の飲み物のような気がします。
降りてくる途中に男女の川の源流だという掲示がしてある場所がありました。

  筑波嶺の峯より落つる男女の川
  恋ぞつもりて淵となりぬる

”百人一首の歌で名高い男女の川は、羽鳥の村で桜川と合流する。その川上(といっても四キロぐらいしかない)に、「歌女神社」があり、嬥歌はそこで行われていたという。” 白洲正子『道』(新潮文庫)より


1 件のコメント:

  1. 「道」はほんとうに大きい。日本語でも英語でもたくさんの呼称があり人の活動とのかかわりの深さの証左なのでしょう。「道」をとらえきった大書はまだないような気がしますが、大きすぎるテーマなんでしょうか。司馬遼太郎の街道をとらえる感性はすごかったと思います。 道は天下の公道であり この辺りは関八州の境としてむかしは副業として山賊盗賊をなりわいとする人々がいたことでしょうが、かれらなんかも道の恩恵を受けていたということでしょうか。下のフォトの小路の奥に姫の縄を配置したら 永遠のエロスが表せた?!

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