伊勢物語(九段)その三
なほ行き行きて武蔵の国と下総の国との中にいとおほき
なる河あり。それをすみだ河といふ。その河のほとりに
むれゐて思ひやれば 限りなく遠くも来にけるかなとわび
あへるに渡守「はや舟に乗れ。日も暮れぬ}といふに
乗りて渡らむとするにみな人ものわびしくて 京に思ふ人
なきにしもあらず。さる折しも 白き鳥の嘴と脚とあかき
鴫の大きさなる 水のうへに遊びつつ魚をくふ。京には見え
ぬ鳥なれば みな人見知らず。渡守に問ひければ
「これなむ都鳥」といふを聞きて
名にし負はばいざこと問はむ都鳥
わが思ふ人はありやなしやと
とよめりければ 舟こぞりて泣きにけり。
隅田川に架かる「言問橋」の名前は、上記の歌に由来するようです。『伊勢物語』の主人公とされているのが美男の代名詞ともなっている「在原業平」です。
近年には、押上・業平橋地区の「押(おし)」と「業(なり)」からとって「おしなりくん」と命名された商店街のPRキャラクターは、”在原業平をモチーフに、タワーをイメージした烏帽子姿”であるとのことです。こんなキャラが存在するとは知りませんでした。
東武鉄道の「業平橋駅」は、来月17日に「とうきょうスカイツリー駅」という名前になってしまうそうです。
(写真は、2010年1月11日に撮影。浅草駅~業平橋駅間の隅田川)
ぼくの友人は直木賞一歩手前で死んじまった。昨日、田中慎弥の「共喰い」を読んだけど、東京都知事閣下のいうとおり、『つまらん小さいなあ』って思う。(作品自体はすばらしいです)
返信削除冷静さ。 若いのに姫のストイックに超しびれ~~~~。
>東武鉄道の「業平橋駅」は、来月17日に「とうきょうスカイツリー駅」という名前になってしまうそうです。
情けないね!!
卒業旅行がTDLだから おしなりくんにも抵抗ないだろうが
返信削除百歳に一つ足りない九十九髪~~で知られる押上の業平くん!(^^)!
60年前のマドンナに逢ったけど~
とても同衾なんかできなかった!(^^)!
作品の小ささ、私の業界でもそれは感じますね。ボクシングと同じように、ハングリー精神の決定的欠如なのかもしれません。人生が綺麗すぎるんだろうなと思う。かと言ってあえてハングリーにもなりたくはなし。NYで思いました。この街を違和感無く歩けるって、ある意味かなり幸せな事だなと(^^;この時ばかりは日本に感謝です。
返信削除