2011年12月24日土曜日

通洞抗跡と義経千本「桂」




県道177号線は、「法長内橋」というところで県道240号線にぶつかりました。右に十数キロ行けば駅がありますが、左へ行って「上久我馬返」のバス停で時刻表を見ました。午前11時半でしたが、バスが来るのは午後1時です。
さらに2キロ余り先にあるバスの終点・石裂山(加蘇山神社)まで行ってしまうことにしました。午後1時のバスは、上久我馬返で折り返してしまうので、駅の方への戻りバスは午後2時55分発です。
地図には記載されていませんでしたが道路脇に「加蘇鑛山大通洞」というものを見つけました(^^) 鉄の柵で閉鎖されていました。覗き込むと下には水が溜まっていて、天上までの高さは1メートルちょっとくらいしかありませんでした。どれほど奥まで続いているのか分かりませんが、けっこう長そうでした。足尾銅山では、東京から福岡くらいに相当する距離を掘ったそうです。
石裂山バス停があるところは、昭和の半ばに廃校になった小学校で、今でも小さな校舎が残っています。加蘇山神社の先には「石裂山回遊登山コース」(全周255分)があります。一度だけ歩いたことがあります。その時にも看板があったかどうか記憶にないのですが、NHKの大河ドラマ「義経」ロケ地となったとのことです。「義経」は全部録画してあるので、一体第何話のどんな場面を撮ったのか知りたいところですが、そんなことは掲示看板に書いてありません。
回遊登山コースを歩いている時間はないので、推定樹齢1000年だという「千本桂」だけ見に行くことにしました。その途中に小さな滝がふたつあります。どちらも微妙に「滝行」には向かない感じです。
もの凄い土石流跡で登山道が分断されていました。「千本桂」の近くも荒れているような感じになっていました。
バスは、出発時刻の15分くらい前に来ました。乗客は誰も乗っていませんでした。運転手さんは、今日は祝日だから誰も乗る人がいないというようなことを言ってました。その運転手さんの話では、南摩にダムを造っても水がないので、地下30メートルくらいのところに管を通して、日光の大谷川から持ってくるのだそうです。
バス停のすぐ近くに蔵が二つ、大きな門と玄関のある廃屋が見えます。そこは、内務大臣をやっていた人の家だと運転手さんが言ってました。その隣にはわりと大きな寺もありますが、現在のこの辺りには6人しか住んでいないそうです。



1 件のコメント:

  1. 田舎のバス。。。乗るメンバーが揃うまで待っててくれるんですよね(^^)。そんな地方の友人を私の実家に招いた事があります。一番驚いたのはと何か聞くと。

    横断歩道で見たことも無い大勢の人が一度に向うから来るし、こちらからも行く。凄く怖かった(・・)

    彼女の育った村は、とてもいい環境の所です(^^)

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