2011年12月17日土曜日

低山を極める!?


お祭りの時に天狗のような面を被った人が先導することがありますが、天狗ではなく「猿田彦神」です。ちょっとまだ原文を読んでいませんが『古事記』と『日本書紀』の「天孫降臨」のところにでてくるそうです。
息栖神社の近くに「猿田」姓が多くありましたが、日本史の中で「猿田氏」がでてくることはまずありません。つまり政治や経済の表舞台にでてはいないということです。
この猿田彦神と滅んだといわれている”「さ」の神”とは、同一なのか別なのか分かりません。「さ」を含む日本語に存在の痕跡があるだけ(?)です。たとえば、「相模」(さ+かみ)・「桜」「佐倉」(さ+くら)・「五月雨」(さ+みだれ)・「彷徨い」(さ+まよい)などなど、、。

一昨日は、栃木の大平山(341m)-晃石山(419m)-馬不入山(345m)を歩きました。いつもはそこから岩舟駅の方向へと下山してしまいます。晃石神社の拝殿に置いてあるお菓子か煎餅の缶の中に寄せ書き帳やコピーした地図が入っていて、地図は「一枚、二十円」と書いてあります。青いプラスチックの名刺入れにお金を置きます。この地図を見ると馬不入山の先に大明神山(274m)があるので、行ってみることにしました。
関東のハイキングコースは、ほとんどどこも国が昭和の時代に整備した「関東ふれあいの道」になっていますが、大明神山へと続く道は無視されたようです。それでも歩く人は多いのか、道が不明瞭なところはありませんでした。山の名前にかかわらず、山頂には神社も小さな祠もありませんでした。
晃石山からは、うっすらと富士山が見えました。高尾山から見える富士と比べるととっても小さな富士山になってしまってます。
神社の彫刻は、中国の故事などを題材にしていて一体何の場面なのか分からないことが大半なのですが、晃石神社本殿には「天狗」が彫られていました。もっと古い時代の制作かと思っていましたが、説明看板によると山火事で焼失して1825年の再建と書いてありました。
この冬は、低い山をあちこち歩こうかと思っています。素敵な天狗さんにも会えるとよいです(^^)

3 件のコメント:

  1. 最近読んだ新聞か雑誌の中に、小噺がありました。J・C・K国の歴史についての小噺で、アメリカの歴史学者は、J国の歴史はヒストリーであり、C国の歴史はプロパガンダ、K国の歴史は作り話だそうです。他国を貶めることは良くないことですが、当たっているなあと妙に納得できるのはぼくだけではないのではないでしょうか。

    姫の歴史探訪をうきうきしながら読みました。まさにJ国ならではの言葉の歴史の面白さですね。「さ」を小夜(さよ)に示される接頭語のみに限定して解釈すると満たされない気分がどうしても残ってしまいます。
    鮭(さけ)はシャケともいって、アイヌ語のshakから訛ったという有力説があるそうですが、すべてが解きほぐされるまで人類は生きていられるのでしょうか。

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  2. 難しいことはわかりませんが(T_T) 叔母がお稲荷さんを拝んだり申を拝んだり神棚を祭り隣に仏壇を祀ったりしてます。祖父母の遺影は捨てたのに、旦那と無縁佛に線香を上げてます。でも、天狗は飾っていません。・・・私は日頃テングになってるので、このブログを読む度に鼻が折れてしまいます。

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  3. 正確な名前を忘れてしまいましたが友人に、猿なんとかって苗字の子がいました。旅館経営で、とてもお金持ち(^^)真の実力者は表に出ないとかあったり(^^;

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