2011年12月8日木曜日

青頭巾ちゃんに気をつけて


江月照らし松風吹く永夜清宵何の所為ぞ

大中寺の本堂前にある椛は、幹の直径が1メートル以上ありそうなくらい太くて、樹齢はかなりのものかと思えます。この椛も一粒のタネからこれほどまでになったのでしょうか?
地面に落ちている椛の種を100ヶほど拾いました。どこかに蒔いてみて、たとえ発芽率がたったの1%であったとしても、ひとつくらいは芽がでるかもしれません。
「大中寺の由来」が書かれた説明看板には、、、”久寿年間(西暦一一五四年)開創され、はじめ真言宗の寺であったが、荒廃していたのを延徳元年(西暦一四八九年)快庵妙慶禅師が曹洞宗の寺として再興され今日に至っているものである。上杉謙信がこの寺に縁故のあった関係から、当時焼失していた七道伽藍を上杉氏が寄進、また上杉、北条の両氏がこの寺で和を結んだことも有名な史実である。”と書かれていました。
『雨月物語』「青頭巾」の文末は、、、”故の密宗をあらためて、曹洞の霊場をひらき給ふ。今なほ御寺はたふとく栄えてありけるとなり。”となっています。死肉を喰らう僧を快庵禅師が成仏させるというお話です。
また「七不思議の伝説」もあって、、事実と虚構が錯綜していそうな寺の大きなモミジの木の下で、コンビニで買ったおにぎりを食べました。

3 件のコメント:

  1. 赤頭巾ちゃんより過去に青頭巾ちゃんがいたのですね。いやいや史実はその逆か? とほほ、おいらにはよくわかりません。
    『雨月物語』は、上田秋成によって江戸時代後期に著わされた読本だそうで、赤頭巾ちゃんは庄司薫の小説。『中央公論』1969年5月号に発表されたそうですね。

    こうげつてらししょうふうふく えいやせいしょうなんのしょいぞ

    解説を読んではじめて意味がわかりました^^;

    眼前の光景を、それを読み説く姫の意識の深さにいつも驚かされます。まったくもってすばらしいおかたですね、あなたは。もう3年以上にわたってたえまなく感動し続けていることになります^^

    ところで、大晦日が近づいていますね。また豚ちゃん貯金箱をこわすことになるのですか?

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  2. 生きてる若い木はどんな形にも変化するけど、盆栽でこれを作るには30年くらい? 挑戦してる人はいるのでしょうか?\(-o-)/ 私のメダカはまだ四匹だけ生き残ってます\(-o-)/

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  3. 変形は考えてないですが、盆栽をしてみようと紅葉を購入しました。なんと2回連続で失敗し、枯らしてしまっています。かなり難しい木のようです○| ̄|_

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