2011年10月18日火曜日

隠居の古狸


NHK大河ドラマ「江」では、隠居だという家康が絶大なる裏権力であるというあたりまでお話が進んできました。あとは、既に民放で放送されたドラマ「大奥」に続いてお終いというところでしょうか???
家光が生まれた部屋と、その乳母・春日局が使っていた部屋は、江戸城から移築されて川越・喜多院に現存しています。江戸城も江戸の街の大半もいわゆる「明暦の大火」(振り袖火事)で焼失していますので、焼けずに残ったのか、それ以前に移築したのかどちらなのでしょう?
どこの地方都市にもいくつかある豪商などの「隠居部屋」というものは、「迎賓館」として使われていたようです。
平成12年に川越市指定の有形文化財となった「旧山崎家別邸」は、老舗菓子店「亀屋」五代目の隠居所として大正13年に建てられたものです。ここの公開日は、川越市のHPで告知されるとのことですが、それがどこに載っているのか探す方が大変です。検索では、過去の記事ばかりが見つかります。
川越まつりのときに公開されるのが慣習のようになっているようなので、4年ぶりに行ってみることにしました。
前は、建物の中に入れてもらえましたが、今回は外から眺めるだけになってました。和洋折衷の建物で、ステンドグラスも何枚か使われていますので、その美しさは家の中から見ないと分かりません。手の届くところにあるステンドグラスの窓は、鉄パイプに支えられたアクリル板によって保護されて、外観を見苦しくさせてました。こんな風な保護をしているのは、他で見たことがありません。
「小江戸」と言われる川越市ですが、建物の方は江戸時代の蔵造りだけでなく明治・大正期のレトロな建物が多く残っています。その大半が現役で使われているので、お店となっているところは入れますが、建物そのものを公開しているところはあまりないようです。
ついでに、、、「東照宮」は各地に500ヶ所以上もありますが、「三大東照宮」と言うのは日光と久能山と川越(仙波)なのだと川越の人は言っています。たぶん他では、違うとこになってそうですけど、、。

2 件のコメント:

  1. 保護しても、要点を見られないのであれば、あまり意味を感じませんね。

    成田山でも、子供が小さい時には入れたお堂が、保存という事で入れなくなり、それじゃあ、なんのご利益があるのかなんて、外身からはわかりはしません。(中にあるものを見たらするわかります。)

    まして、うつくしいステンドグラスは、逆光で映えるものですから、それだとちょっと辛いですね^^

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  2. >こんな風な保護
    川越の特色ですね(^^)雰囲気は壊す、でも保存にきちんとお金をかけているの努力は、事実として認めてあげたい気もします。他所じゃ殆ど崩壊にまかせてるばかりだからね。同じ並びに平成の新築を並べる無神経さ、そちらをなんとか考えて欲しいです。

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