2011年10月6日木曜日

ころころどんぐりやまくだり


下山ルートになってからはもう人影をみることもなくなりました。ときどき立ち止まると殆ど「音」が聞こえていません。秋の虫は鳴いていませんし、風が木々を揺らしてもいません。鳥の姿もありません。逆に街の中では、空の高いところを飛んでいるジェット旅客機の音はあまり聞こえませんが、山の中だとこんなにいっぱい飛んでいるのかと思える程に耳障りです。
高度計などは持っていないので、実際の標高は分かりませんが、笹の中に茶色く枯れた草が目立つところがありました。シダが枯れています。「北限」みたいなものかもしれません。木々の種類が入れ替わって、景色がかわってゆきます。途中で何種類かのドングリを拾いました。まるっとしたクヌギの実は、平野にあるものよりも小さめなドングリでした。
寂光の滝の落ち口へは、注意すれば歩けそうな崖を降りて行けば行けそうでしたが、登り戻るのが大変なので今回も遠慮しておきました。滝壺の近くは、梅雨時に前回来た時よりも水量が多い感じでした。
飛沫でカメラが濡れてしまうのを嫌ってか、遠く離れたところで写真を撮っていた親爺が寄ってきて、ここの近くに小さな別の滝があるらしいので行き方を知らないかと訊いてきました。
寂光の滝の上流は短くて、まるで山から吹き出すようにいきなりはじまるので、滝はなさそうです。あるとすれば、登山道のある尾根の反対側を流れる川ですが、こちらはすぐ近くの見えるところに砂防工事で堰が造られているので、滝はなさそうな気がしました。が、帰ってから地図を見たら少し上流に「羽黒滝」というのがありました。そこに至る道はないようです。
次の機会に行ってみようかと思います(^^)v

1 件のコメント:

  1. どんぐりには懐かしい思い出があります。転勤してこちらに来たとき、子供達が発見し大喜びで拾い集めたのですが、家までずっと転がってる。なんだそう言うものかと認識を変え、捨ててしまいました。私達がそれまで育った所は白い街と呼ばれ木がとても少ないんです。昆虫や鳥もいっしょ。酷く損をしたような気持ちになりました。

    返信削除