2011年8月8日月曜日

貞女の鑑詣


実在した「田宮岩」が亡くなったのは1636(寛永13)年のこと、、、そして四世鶴屋南北・作『東海道四谷怪談』が歌舞伎上演されたのは、189年後の1825(文政8)年でした。
晴れて暑い日でした。今日は出発地の都合でJR四谷駅から歩くことになりました。15分ほどで新宿区左門町にある「陽運寺」に到着です。日蓮宗のお寺の中に「於岩稲荷」があります。小さな寺ですが、いつも生け花や盆栽などが美しく飾られています。
陽運寺のすぐ斜め前にあるのが「於岩稲荷田宮神社」で、歌舞伎で「四谷怪談」が上演される前には必ず役者が参拝しているようです。商売繁盛・家内安全などだけでなく「芸能上達」や「企画製作興行成功」などにも御利益があるとのことです。お仕事のない映画監督さんなんかは、神田明神よりも先にここに来た方がよいのかもしれません(笑)
「お言葉(お守)」が参拝の記念として無料で持ち帰れます。いろいろなフレーズが書かれた紙が置かれていて「今のお気持ちに合う札を一枚選んでお持ち帰りください」となってます。
新宿四丁目にあるビルの看板は、岡田有希子や酒井法子で有名な「サンミュージック」ではなく「サラエンターテイメント」に変わっていました。
新都心線・新宿三丁目駅から地下鉄で雑司が谷駅へと移動しました。後発の路線なので、地下の深いところを走っているようでした。
実は雑司が谷駅の近くにお岩様の墓がある「妙行寺」があると記憶違いをしていました。実際は巣鴨のほうなので、だいぶ歩くことになります(^^;)
ついでなので雑司ヶ谷霊園に寄って、永井荷風の墓参りをしておきました。お盆前のせいか、霊園内は草刈り中でした。
全然関係のないことですが、東京都交通局が無料で配布している小冊子「東京時間旅行ミニ荷風!」が今置いてある「第20号」が<最終号>になってます。「本号をもちまして休刊致します」と書かれてましたが、「廃刊」なのでは???

1 件のコメント:

  1. 休刊の言葉に、廃刊じゃないぞ、いつか復活させてやる、との思いがにじみ出ています(^^)。思いでは社会で相手にされませんけどね。人は思いがあるからこそ生きてる。そんな風に思ってます。

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