2011年7月8日金曜日

この世は蝶の夢にぞありける


トンネルの上から水滴が落ちているあたりを通るときに、かさこそと風が悪戯するかのような何かの気配を感じました。「霊」とか、その種のことに敏感な人ならばもっとはっきり分かるものがあるかもしれませんね、、引き返すときにも同じ場所で同じような気配がしたので、世界最強の言葉「ありがとう」を声に出して、トンネル中に何度も響かせながら通過しました。
枯れた「むれ杉」に近付こうと崩れやすい斜面を登って、あきらかにバラではないけど棘のようなものが肌を切り裂く低木をかき分けて行きました。幹に手を触れて、なんとなく達成感がありました(^^;)
帰路は、だいぶ日陰が僅かになってしまいました。滝から3キロほど引き返したところで、行く手を阻むかのように大きな蝶が道路に舞い降りました。近付いて覗き込むとウィンクするかのように羽根を広げてまた閉じました。きれいなオオムラサキでした。「さっきは、ありがとうをありがとう」と言っているような気がしました。たぶん気のせいでしょうけど、、。
小中駅まで戻って時刻表を確認すると一時間くらい待つことになるので、駅から見えるところにある渡良瀬川の上に架かった赤い吊り橋(下松島橋)を渡ってみることにしました。「わたらせ渓谷鐵道沿線散策ガイド」という小冊子を見てみると小中駅から花輪駅までは、5キロ・1時間30分の散策モデルコースとなっているので、この間を鉄道に乗り遅れないように歩いてしまうことにしました。運賃は、70円安くなります。ガイドマップに扇を広げたような絵が描いてあるだけで、なんの説明もされていないところには、NTTの衛星通信に使う巨大なパラボラアンテナが3基ありました。衛星通信ならば、どこに設置しようとたいして違いはなさそうですから、この辺りの土地がべらぼーに安かったということでしょうか???
石造五重塔、豊郷神社、江戸期の社殿彫刻があるという稲荷神社などに寄りましたが、間に合いました。
駅に温泉がある「水沼駅」から、折りたたんで袋に入れた自転車を車内に持ち込んだ親爺は、オバサン領域の車掌さんに運賃の他、手荷物料として270円徴収されていました。自転車を丸ごと持ち込める上毛電鉄とは大違いです。

1 件のコメント:

  1. オオムラサキとの再会、出来てよかったですね。

    行商のおばさんが持つ大きな荷物は取らないで、自転車は取るが、いいと思います(^^)そう言えば最近の母親、ベビーカーを折りたたまないですね。立ってるならいさ知らず自分が座ってです。どうしてかなと思ったら、必要のなさそうな荷物までたくさん載せてるから(^^;教育の成果なのか、根は深そうです。

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