2011年7月2日土曜日

さよならを言うのは、少しだけ死ぬことだ


先日、栃木市から帰ってきて家まで戻る途中、、、あまりに暑いので本屋さんで一休みしてしまうことにしました。
特になにか読みたい本を探すつもりもありませんでしたが、村上春樹・訳、レイモンド・チャンドラー『ロング・グッドバイ』(ハヤカワ・ミステリ文庫 1100円)が目についたので買ってしまいました。だいぶ以前に清水俊二の訳で読んだことがあるはずですが、もうどんなお話だったのかは、とっくのとんからりんと忘却の彼方です。こんなに分厚い文庫本でもなかったようにも憶えています。
とっても映画的なビジュアル展開なのに台詞をそのまま映画に使ったら間抜けな私立探偵フィリップ・マーロウに化けそうな、作者が映画人に仕掛けた罠があるのかもしれません。それでも自分で映画を撮るつもりで読むには一番の小説なのではないでしょうか(^^)v

2 件のコメント:

  1. じゅぴ太夫さん

    まったく美しいね。
    『さよならを言うのは、少しだけ死ぬことだ』・・・・衰えをしらない 感受性の新鮮さ。たまりません。

    さよならは新生の起点でもあるよね。

    . 

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  2. 最近の文庫は文字大きい分、分厚くなってますね。それで値段が倍近く。そもそも文庫とはなんだったんだ(・・)定義そのものが崩れてるんでしょうね。

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