2011年5月27日金曜日

倖せの黒いおへそ


今日は、ぷち遠出ということで、北大路魯山人が住居としていた茅葺き民家「春風萬里荘」を見に行くことにしました。昭和40年に北鎌倉から移築されて、現在は茨城県笠間市にあります。「笠間日動美術館」の分館となっています。
JR笠間駅には、午前8時ちょうどの到着でした。笠間駅で下車したのは、99%くらいが通学の高校生でした。春風萬里荘は、午前9時半開館なので、まずは方角が反対ですが、「笠間稲荷神社」を見ておくことにしました。まだ参拝の人は殆どいません。「"お稲荷さん"のご祭神はキツネではありません」と掲示されていました。キツネだと誤解させるような見てくれの稲荷神社が多すぎますよね。御祭神は「宇迦之御魂神」(ウカノミタマノカミ)とのことで「食稲魂神」とも表記するそうです。本殿は、江戸末期に建てられたものですが、そんなに古そうには見えませんでした。
笠間日動美術館は、「猫まみれ」と題してネコをテーマにした展示なので、入りませんでした。入館料は、1000円です。隣接して、『忠臣蔵』大石内蔵助の曾祖父、祖父が住んでいたという「大石邸跡」があります。建物はありません。
今回は「ブルーガイドムックおさんぽマップ東京周辺日帰りさんぽ」(500円)を持参しましたが、街のいたるところに地図が掲示されていますし、もっと詳しい地図も無料で置いてあったので雑誌はバッグに入ったままでした(^^;)
あちこちに「上を向いて歩こう!笠間!」と貼り紙がしてありましたが、歌手の「坂本九」が幼少の頃に疎開のため川崎から一家で移り住んでいたという家が「九ちゃんの家」として敷地内に入れるようになっていました。すぐ近くの弁財天前には、「上を向いて歩こう」の歌碑がありました。
その先の坂道を登って、「つつじ公園」まで行きました。つつじ山は、標高143mです。展望台があって市街地を見下ろせます。誰もいなくて貸し切り状態でした。「座頭市の碑」が建っていました。座頭市は、文政元(1818)年にこの辺りで生まれたという設定になっているようです。
山の中はいたるところで栗の花盛りで、その臭いで頭がくらくらしてきます。道路脇に巨大な石がありました。たいていは、もっともらしい名前が付けられているものと思っていたら、、やっぱり「大黒石」との説明看板がありました。鎌倉時代の初め頃に佐白山と徳蔵寺の僧兵が勢力争いをして、負けた佐白山僧兵が山頂付近から大黒石をころがして逃げたのだそうです。
「この大黒石の中ほどに小穴があり大黒のおへそといわれ、このへそに小石を三度つづけて投げそのうち一つでも入れば、幸せがあると伝えられています。環境庁・茨城県観光物産課」と書かれていたので、小石を拾って投げてみました。第一投目の石だけがおへそに入りました(^^)v

2 件のコメント:

  1. かわいい石ですね、ヘソ、というより、目に見えます。

    高さがあるのかな?

    上へ、登れないのかな、登ってはいけないものなのか・・・

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  2. おへそへ投げ入れるので、、、地上2.5mくらいあったかと思います。日光には、鳥居の穴に小石を通すという運試しがあったような……、こちらはさらに高いところに穴があります。

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