2011年2月4日金曜日

木の葉言の葉この春に



「群馬県桐生市には、なぜ古い建物がいろいろと残っているのか?」と言うことは、よく考えれば分からないわけでもありませんが、、、意外なところに答えが書かれていました。

今年になって最初に読んだ本は、相沢忠洋『「岩宿」の発見』(講談社文庫)です。日本にはないとされてきた旧石器文化の遺跡発見に至るまでの相沢の自伝です。この本のなかに桐生が戦災に遭わなかったことが書かれていました。

昨年12月に行ってみた笠懸町(みどり市)にある「岩宿博物館」は、建設に何十億というお金がかかっていそうな建物にもかかわらず、なにひとつ重要な出土品が展示されていないという不思議な博物館でした。笠懸町みたいな小さな町が、そんな高額”ハコモノ”を造れたのはギャンブルの開催地だったからではないかと思われます。「BOAT RACE桐生」は、桐生市ではなく、みどり市営なのでした。

岩宿遺跡からの重要な出土品は、明治大学博物館(考古部門)と相沢忠洋記念館にあるようです。前者は、以前「ギロチン」や「ニュルンベルグの鉄の処女」などの拷問道具を見物に行きましたが、考古学関連の展示は素通りしてしまって見ていないのかもしれません(^^;)

先月、ぐんま昆虫の森へと行ったあと、相沢忠洋記念館まで歩いてみました。およそ6万年前の人類が生活していた場所のようで「夏井戸遺跡」と名付けられている所にあります。相沢夫人が館長を務めていて、いろいろな案内説明をしてくれました。当初からの「ボタンの掛け違え」とも言っていましたが、岩宿博物館との「確執」は強烈なものが感じられました。



今日は、ふじ山(標高285.6m)に登りました。「ぐんま昆虫の森」の敷地内にあります。そこから先月、相沢忠洋記念館へと歩いた道が見下ろせました。

写真は、羽根を閉じてしまうと一枚の枯葉にしか見えない「コノハチョウ」です。

2 件のコメント:

  1. 木の葉 コノハチョウなどは響きがいいね。フンコロガシ‐改名のうわさもあるようですが、生態を言い当てていて面白いよね。絶対に男性昆虫学者だろうね、命名したのは。
    木の葉で検索していたら木の葉のこさんが見つかりました。木の芽のこ‐これも回文になってます←ぼくの新作です←こら、威張るな^^;

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  2. 競艇と言うと、一日一善のおじさんを思い出しますが、事、公共に関し彼の投資してくれた金額は莫大。かく言う私もお世話になり、その恩恵に預かりました。誰がどう交渉してくるのか分かりませんが、なんせ桁が違います。例えばレントゲン車を各県に複数台寄付(・・)それも一年だけじゃない。裏の事情は知りませんが、戦後には不世出なタイプと思います。

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