2010年12月6日月曜日

ほくほくと北斎が北叟笑む



もう紅葉を見に行くところなどないと思いつつ、、、去年の手帳を見たら12月7日に栃木県足利市にある「大岩毘沙門天」に行ってました。そこの鐘楼の前のモミジがきれいだったのを思い出しました。

東武伊勢崎線・足利市駅には午前6時40分に着きました。昨年は、織姫公園から両崖山を通って大岩毘沙門天へ行ったときの帰り道から登ってゆくことにしました。

大岩山は、天平17(745)年に行基よって開かれたことになっているようです。近畿から遙々と行基がやってきたのでしょうか??? 京都・鞍馬山、奈良・信貴山とともに「日本三毘沙門天」の一つと言われているそうです。

鐘楼前のモミジは、昨年よりも紅葉が遅れていて緑色の葉が多く残っていました。

昨年は、12月19日に出直した「行道山浄因寺」まで続けて歩いてしまうことにしました。一年前のことなのに景色に見覚えが全くないと思っていたら、やはり昨年通ったのと別のルートを歩いていました。浄因寺に着く途中で通過した「石尊山」(441.7m)が、本日の「てっぺん立てたかな」でした(^^)

行道山浄因寺もまた和銅7(714)年に行基によって開かれました。境内の巨岩石上に建てられた茶室「清心亭」とそこに架けられた「天高橋」は、葛飾北斎によって「日本十奇橋」のひとつ「雲のかけ橋」として描かれました。

正午頃からは、風も殆どなくて、穏やかでぽかぽかと暖かい日となりました。帰路は、両崖山を通りましたが、標高251mしかないとは思えないくらい疲れました(^^;)

足利市駅に戻ったのは、午後3時半になっていました。

2 件のコメント:

  1. こんな風に二つを並べられると、インスピレーションが湧き立ちます。当時のあっと驚く感銘が聞こえてきそうです。
    ・・・おかっぴきが牢獄に叩きこんでも決して回心しない質(たち)の気質・・・ちょっと違えば狂気・・・
    神奈川沖のKatsushika waveが今もって世界を魅了しているのは何なのでしょう。

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  2. 大きな寺に行くと、ここまでじゃないけど、一番良い場所に茶室がありますね。ずっと使ってないようにも見えるのだけど、茶室なんて勿体無いから、一晩泊まれるようにしないかなといつも思って眺めてます。

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