2010年12月2日木曜日

霜は軍営に満ちて秋気清し



今日は西から下り坂のお天気という予報でしたが、朝は快晴でした。南東(?)の空には、月と金星が近くにならんで見えていました。明日のほうがもっと近付いて、、、月が金星の南6°26’を通ります。4日には、金星が最大光度-4.7等になります。小さな望遠鏡でもあれば、三日月より太めの五日月くらいに欠けている様子が見えるのではないかと思います。寒くなってきましたが、早起きして見てみて下さい。水星は、今日夕方に西の空で最も見かけの高度が高く(東方最大離角)なりますが、来年になってから明け方の空で金星の下方に見えているときのほうが見つけやすくなるかもしれません。

この金星と月を見ながら、栃木県の大平山へと向かいました。「大平山もみじまつり」は、11月19日から30日までで既に終了してしまいましたが、紅葉は昨日の森林公園と比べたらまだまだ十分に楽しめる状態でした(^^)

謙信平には、午前8時くらいに到着しました。ちょっと水分が多いような視界で、都内の高層ビルや富士山はみつけられませんでした。説明看板には、「霧やかすみの日には眼下に点在する小山が海に浮かぶ島々のように見えることから、陸の松島とも呼ばれています。」と書かれていました。この「陸の松島」状態で、なおかつ富士山が見えるということも十年に一回くらいあるかもしれませんね、、。

大平山神社の目立たないところに撫でると御利益があるという石があったのですが、これが「あじさい坂」千段の石段を登り切って正面の拝殿と賽銭箱の前のところに置かれていました。山の山頂近くにある神社なので、初詣でなどで人が溢れるようなことはないのかもしれませんが、もし人混みに埋もれたら知らずに躓きそうな低い置き方でした(^^;)

3 件のコメント:

  1. 天文博士、健在!

    寝る前に、見てみるかな?(笑)

    明日ね、今晩は、雨だから。

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  2. ほうしん しゅくしゅく ほうしん しゅくしゅく ・・・・盛夏から秋へと時は移ろい・・・秋陣営の霜の色 鳴きゆく雁(かり)の数見せて(霜は軍営に満ちて秋気清し)

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  3. 数行の過雁月三更越山併せ得たり。上杉謙信ではないけれど、画像から吹く風の雰囲気まで伝わってきます。今年も終わりに近づきましたね。結局温泉も紅葉も無しの年で終わりそう^^;温い部屋で、姫のレポート読んで年越しです(^^)/

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