2010年11月14日日曜日

てっぺんたてたかな?



袋田の滝を正面から見るには、観瀑台へと続くトンネルの入口で観瀑台利用料300円を支払うことになりますが、観光客には知らせない道がどこかに存在するのかもしれません。そうでなければ、西行だって滝を見ずして歌を詠んだことになってしまいますよね、、。

人里に近いところは、たいてい山全体に杉なんかを植林してしまって、つまらない景色になってしまっていますが、人が手を付けなければ微妙に違う色とりどりの紅葉が日本の普通の景色だったのでは?と思えました。

トンネルを引き返して帰らずに途中にある吊り橋を渡ってゆくこともできます。「袋田自然研究路」というのがあって、急な鉄階段から袋田の滝の脇を登り降りできるようになっていました。20分ほど歩くと袋田の滝のさらに上流にある小滝で「生瀬滝」が見えてきます。事前調査(?)ではこの存在を知りませんでした(^^;)

生瀬滝のすぐ近くまでゆける道もあるようですが「一部崩落し危険の為、通行禁止」と真新しい立看板がありました。日光・霧降の滝への道などは、通行止めにしてもう何年も放置されたままです。

鳥の鳴き声についての説明看板もありました。なんでも鳥の「さえずり」にしてしまいがちですが、オスがメスを呼ぶことに限定した言葉なのですね、、、仲間同士の合図は「地鳴き」と言うようです。メジロは「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛」、ホトトギスは「てっぺんかけたか」、キジバトは、「人取って喰う喰う」、ホオジロは、「一筆啓上つかまつりそうろう」と鳴くそうです。

頂上らしきところで少し遅い昼食にしました。風が吹くと落ち葉が大量に舞います。月居山は、筑波山のようにツインピークス状態になっていて、本当の頂上は月居城跡のあるほう(標高404m)でした。昼食にしたところは「月居山前山」というのでした。

帰りはバスに乗らずに駅まで歩きましたが、水戸方面へ向かうのは、13:55発の次は15:42発となってしまうので、1時間以上も余ってしまいました。駅前には酒屋が一軒あるだけでした。

6 件のコメント:

  1. 昔々の その昔
    椎の木林の すぐそばに
    小さなお山が あったとさ あったとさ
    丸々坊主の 禿山は
    いつでもみんなの 笑いもの
    「これこれ杉の子 起きなさい」
    お日さま にこにこ 声かけた 声かけた

    一・二・三・四・五・六・七・八日・九日・
    十日たち
    にょっきり芽が出る 山の上 山の上
    小さな杉の子顔出して
    「はいはいお陽(ひ)さま 今日は」
    これを眺(なが)めた椎の木は
    あっははのあっははと 大笑い 大笑い

    「こんなチビ助 何になる」
    びっくり仰天 杉の子は
    思わずお首を ひっこめた ひっこめた
    ひっこめながらも 考えた
    「何の負けるか いまにみろ」
    大きくなって 皆のため
    お役に立って みせまする みせまする

    ラジオ体操 ほがらかに
    子供は元気に 伸びてゆく
    昔々の 禿山は 禿山は
    今では立派な 杉山だ
    誰でも感心するような
    強く 大きく 逞しく
    椎の木見下ろす 大杉だ 大杉だ

    大きな杉は 何になる
    お舟の帆柱 梯子段
    とんとん大工さん たてる家 たてる家
    本箱 お机 下駄 足駄
    おいしいお弁当 食べる箸
    鉛筆 筆入 そのほかに
    たのしや まだまだ 役に立つ 役に立つ

    さあさ 負けるな 杉の木に
    すくすく伸びろよ みな伸びろ
    スポーツ忘れず 頑張って 頑張って
    すべてに立派な 人となり
    正しい生活 ひとすじに
    明るい楽しい このお国
    わが日本を 作りましょう 作りましょう

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  2. 杉の子は大きくなって彼方此方で邪魔にされ・・・悪魔の木のように言われるけど・・焼け野原の日本の住まいを作れたのは?紅葉じゃない! 末期高齢者として邪魔にされてる人たちも無条件降伏した日本を立て直したんです。生命の危険も知らずに働けば8%の貯金が出来た団塊の世代が甘い汁を吸い過ぎたボンボンです。

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  3. あすなろう!!
    あすなろう!!
    とがんばり続けて、日本人は立派な桧になれたのでしょうか???

    すなめりすなめり
    おおきなくじらにあすなろう(^^)/

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  4. それと、、、
    建築材としては、なんの役にも立たないというので木偏に「無」と書く「ブナ」は、どんどん捨てられて、治水工事に莫大なお金がかかるようになったとさ\(^^)/

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  5. 杉の植林が戦後復興に役立ったのは事実。で、国有林の収益を林野庁が自分たちの給料にしたのは伝統、それを基礎とした年金が国有林資源売買で賄えず、新しい募金で国民から供出させるのが彼らの基本姿勢です。発端は地租改正ですから、世代の問題で片付くとは。。。と私は思います。あ、私は団塊の世代ではありませんぞ(・・)

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  6. てっぺんかけたか・・・・・ホトトギスの鳴き声を表す語だったのですね^^v

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