2010年10月26日火曜日

「終南別業」といふ字が門柱に刻まれてゐる。



午前10時40分頃にJR横須賀線・鎌倉駅へと到着しました。

江ノ電が走っている側の出口を通るのは初めてです。御成通りを少し行ったところに大正末期に建てられたという「旧安保小児科医院」がありました。なかなか奇抜なデザインの建物です。内部は、診察室だった一室だけが公開されていました。

前回、鎌倉文学館へと向かったときには、ほとんど見えていませんでしたが、、、なんだか鎌倉には古い変な建物がいっぱいあるようです。「六地蔵」という交差点には、ちゃんと六地蔵が並んでいました。かつては銀行(?)だったかもしれない建物も明治・大正の雰囲気です。新聞販売店は、仏閣のようでした。「寸松堂」という鎌倉彫の店もだいぶぶっ飛びデザインです。

鎌倉文学館「川端康成と三島由紀夫」展を見る前に旧川端康成邸を見ておくことにしました。公開されてはいません。表札の文字は擦れてきていて「川」の字は読めますが「端」は消えかかっていました。昭和21年から晩年まで住んでいたそうです。

川端邸のすぐ隣に「甘縄神明宮」という神社がありました。パワー強め!!という感じのところです。波板トタンを立て掛けて塞いではありましたが、ここにも謎の洞穴が存在しました。防空壕として使っていたのか、ちょっと近所への抜け道として掘ってみたのか、なんだかよく分かりませんが、鎌倉にはいたるところに人が入れる穴があるようです。神社の石段を登ると海まで見渡せました。

川端邸の前にある「加賀谷邸」も和洋折衷の謎の雰囲気あるデザインです。少し歩くと「長谷子ども会館(旧諸戸邸)」がありました。明治村にありそうな建物です。内部の一般公開はされていませんでした。この手のデザインは大好きです(^^)

あれこれ道草をしたので鎌倉文学館への到着は、午前11時半を過ぎていました。展示を見る前に薔薇を見ることにしました。何匹か蝶も来ていましたが、トンボの写真にしてみました。

1 件のコメント:

  1. ああ、こちらへみえたんですね(^^)どこ歩いたか分かります。

    あのあたり、美味しい建物(爆)が多いですね、道一本入ると平成とは思えない町並みです。通りの新しい店は数年もしない内に入れ替わってしまう。ま、扱う商品を見たらおよそ分かりそうなものですが、さつまいものソフトクリームだけは、もう老舗の風格が出てきました(^^)。

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