2010年9月30日木曜日

いのちをつなぐ



「大宝樹展」の盆栽には、植物の名前ではなく出品者名が掲示されていました。殆どの盆栽は、所有者が生まれる前から存在していて、所有者が死んだ後も生き続けるであろうものならば、出品者などにたいした意味はなさそうですが、、、きっと出品者本人にとっては、なくてはならない「表示」なのかもしれません。

蚕は、人間の手助けがなければ一日も生きられないそうです。盆栽も真夏の晴れた日など人が一日水を与えなければ、致命的なダメージになることがありそうです。

日光からの帰り、、、田圃の畦に彼岸花が咲いているのが、車窓から見えました。株と株との間隔がまばらで、人為的でなさそうなところが、よい雰囲気でした。そんな光景から「にっぽんの原風景」なぁんて言葉が浮かんで来るものです。巾着田のような群生がむしろ異界のように思えてきます。

写真のトンボは、巾着田の水路で撮影しました。去年に比べて、産卵しているトンボが極端に少ないのは、なぜなのかと思っていましたが、この写真に撮った様子を見て、水草が水路にあまりないことに気付きました。もしかすると人が水草を除去したのかもしれません。

産卵中のオハグロトンボは、たぶん指で触っても逃げずにいます。産卵が終わった後、はたして水の表面張力から逃れるだけの体力が残っているのでしょうか???

「人口が減少に転じて初の国勢調査」と誰かが言ってました。人が生きにくければ、人の手を借りて生きるのは、さらに大変になりそうです、、。

3 件のコメント:

  1. 日本の人口がいまの状態になるのは1990年代で予想が立っていました。あの頃、産児政策や大胆な扶養減税、移民を引き取るなどの手を打っておけば、バランスは充分に保てたと思います。役所は何もしなかった。尤も、効率の名の元の拝金主義、個人欲がこれだけ増長しては、人の手でコントロールなんて、できる状態じゃないのでしょうけどね。

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  2. あんぽんたん姫はいつも突然にすばらしい日記をメモりますね。秋の澄んだ天空に温かくまたたくあんぽんたん星。今日から10月ですね^^

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  3. トンボを見てると命がけで命を繋いでるのに、人間は快楽の結果で繋いでるだけ!(^^)!
    ライオンが他の♂の子を噛み殺すと言うけれど、最近の子殺し見てると人間も先夫の子を殺してる場合が見られる? 埋立地の高層階に住むしかないなら産まないほうが正しいかも?
    水草を刈られてしまうところよりも、中国やインドに産卵してもらった方が良いのだ!

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