2010年3月21日日曜日
桃尻娘も四十後半?!
「日本一の花桃の里・古河桃まつり」に行ってみました。昨日から4月5日まで、古河総合公園で、いろいろなイベントが行われます。
風が強くて、渡良瀬川の土手を歩いていると風にもたれかかっても倒れないでいられるような感じでした。
桃の花は、満開のようにも見えるのですが、蕾もまだまだ沢山付いているので、六分とか七分咲きくらいなのかもしれません。
古河市は、今では特に目立つものもない地方都市ですが、15世紀の後半頃から100年以上もの間「古河公方」と呼ばれ、いわば関東以北の「首都」みたいなところでした。
茨城県は概ね言葉が「ぺっぺぺっぺ」してますが、古河のあたりは「だべ、だんべ」系で、むしろ埼玉や栃木に拠った文化圏のような感じがします。
蘭学者でもあり古河藩家老だった鷹見泉石の晩年の住まいというのが「鷹見泉石記念館」として無料公開されていました。古河城の余材を使って建てられたのだそうです。泉石については、まるで何も知りませんでしたが、大塩平八郎の乱を鎮圧した人でもあるようです。
古河文学館に入ってみましたが、ちょっと物足りない展示内容でした。作品をひとつも読んだことがないので、いつもは前を素通りしてしまうのですが、直木賞作家「永井路子旧宅」に寄ってみました。江戸末期に建てられた土蔵造りの商家です。無料で内部を見学できます。「土蔵と中の座敷との境目の石の上は、夏は一番涼しく、私はそこに腰を下ろし、本を読みながら店番をしたものだ。」と永井自身が書いている石の上にも座れます(^^)
古河は、蔵と煉瓦造りの建物が、けっこう沢山残っているようです。
古河で第1回目の「桃まつり」が行われたのが1977年、、、橋本治の『桃尻娘』が発表された年と一緒です。なんの関係もないでしょうけど、、。
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ンダンベ・・
返信削除私のふるさと山田ではンダッペでしたが・・・
デジブック「古河桃まつり桃むすめ」を公開しました(^^)/ http://www.digibook.net/d/4314cd7fb05e98d0abd9157603c90869/?m
返信削除私の祖父が、一番下の息子(私の伯父)のために立てた養鶏場が名古屋の北にあったのですが、地名が桃山という所。毎年綺麗な桃の花が咲きます。当時は、一面の果樹園に、なんて田舎なんだと驚きましたが、今では殆ど名古屋の一部と化し、桃なんてほんの一角(^^;まぁ、年月もそれだけ経っているのですけどね、寂しい限りです。
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