2010年2月4日木曜日

服部半蔵は荻窪ラーメンを食べたか?!



日本列島まるごと冷え込んでいるようですが、立春の頃は寒さが極限に達して、それ以上は寒くならないので、春が始まるという風に考えた方がよいのかもしれません。

JR中央線の新宿と吉祥寺の間は、殆ど乗降したことのない駅ばかりの未踏空白域となってます。今日は初めて、荻窪へ行ってみました。地下鉄・丸ノ内線の起点・終点駅だということも今までまるで気付いていませんでした(^^;)

井伏鱒二の『荻窪風土記』をガイドブックにするには、ちょっと古すぎるかもしれませんね、、、若き太宰治も住んでいたはずですが、荻窪について何か書いていたかどうかは知りません。二・二六事件で襲撃された渡辺邸や近衛文麿の荻外荘も荻窪にあったそうですが、今回は昭和6年に建てられたという「高級な洋間の下宿」である「西郊ロッヂング」を見に出かけました。今は、本館が旅館として、昭和13年に建てられた新館が賃貸アパートになっていて、どちらも登録文化財だそうです。中には入らず、道路から見える範囲でしか見ていませんが、新館のアパート部分の外観は、「文化財」には見えない雰囲気でした。

そのすぐ近くには、「大田黒公園」があります。音楽家の大田黒元雄邸跡を杉並区が公園として無料公開しているものです。昭和8年に建築されたという洋館が仕事部屋だったそうで、中に入ることができます。ピアノは、修理中とのことで展示されていませんでした。

さらにここで、案内地図が置かれていて、、、角川書店の創立者・俳人の角川源義邸が「杉並区立角川庭園・幻戯山房~すぎなみ詩歌館~」として昨年の5月から公開されているということなので寄ってみることにしました。今日の一番乗りみたいでした(^^)

建物も庭もとりたてて面白味のあるものでもなさそうでしたが、庭の水琴窟は良い音がしました。ちょうど茶室の前では、白梅と紅梅が咲いており、柑橘類の黄色い実を付けた木とならんでいて良い感じでした。

駅前(南口)にあった岩森書店は、値段は高からず安からず各分野共に程良い品揃えの古書店でした。結局は、何も買わなかったのですが、欲しい本がいっぱいありました。

正午過ぎくらいだったので、まだ営業はしていないかもしれませんが「邪宗門」という名前の喫茶店を探しましたが、みつかりませんでした。こちらは、北口側です。「春木屋」というラーメン屋さんには行列ができていました。

角川庭園の梅の花が綺麗だったので、午後からの予定を変更して小石川後楽園へと向かいました。

2 件のコメント:

  1. 大田黒(*^。^*)
    ラジオで良く聞いてました(*^。^*)

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  2. 荻窪。実家に住んでた頃は、この名前をTVで聴く度に憧れてましたが、一度も行ってません(^^;お客は高円寺と吉祥寺だから通過してしまうものな。このアパ-トいいですねぇ(^^)

    そっかぁ、もう梅が咲いているんですね。

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