2009年12月19日土曜日

見上げれば雲の架け橋天高く



片山右京さんが富士山で遭難したというニュースで「(片山さんは)体力を付けるため、一日7回食事をして10キロほど体重を増やしていた」と言ってましたが、寒いところで食料もなく身動きが取れなくなることを前提にそうするのなら理解できるのですが、、、体重を10キロも増やしたら山に登るのが辛く苦しくなるだけのように思えます。むしろボクサーのように減量したり、わずかな食料で身体がしゃきしゃきと動くようにすべきだと思えるのですが、どうなのでしょう???



前回、12月7日のときよりも1時間ほど遅く東武伊勢崎線・足利市駅に到着でした。今日は、とても寒くて、風が吹くと耳がちぎれるように痛く感じました。水たまりが凍っていて、日陰だと午後になっても溶けていませんでした。

大岩毘沙門天を経由して、行道山浄因寺まで行きました。名草の巨石群までは、そこからさらに山道を8.5キロ(約4時間)ほど歩かねば着かないようなので、車を使わないと時間的に不可能でした。

行道山浄因寺は、「関東の高野山」と呼ばれているそうですが、行ったことのない高野山ですが、こんなもんじゃないでしょうという気がしました。3万3千体の石仏があるそうなのですが、確かに数多くあるものの本当にそんなにあるようには思えませんでした。栃木県の名勝第1号に指定された景勝地です。

巨岩の上に建てられている茶室「清心亭」のほうへは、入ってはいけないようだったので進入しませんでしたが、清心亭の方へ行くのに架けられている「天高橋」は、葛飾北斎によって「日本十奇橋」の一つ「足利行道山雲のかけ橋」として「紹介され」たという旨の説明看板がありました。絵師の北斎ですので、絵に描いたのでしょうけど、そういう説明にはなっていないところが、ちょっと謎です。肉筆画なら残っていないこともありうるでしょうけど、、(北斎の描いた浮世絵は、ネットで画像検索したら簡単に見つかりました)。現在の橋は、鉄製の手すりに見えました。

写真は、行道山石尊見晴(441.7m)にある寝釈迦です。遠くに筑波山が綺麗に見えていました。

1 件のコメント:

  1. 恐らく耐寒訓練を射程に入れてるからと思います。にしても、物凄い葛藤と断腸の極み、で下山したのでしょうね。無くなった方には哀悼の意を奉げます。にしても、数奇な人生だなぁ。

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