2009年12月30日水曜日

大晦日馬に追はるる夢見たり





今年は9月に上野根岸にある子規庵へと行きましたが、、、正岡子規についての知識はほとんど皆無で、どんな句や歌を詠んだのかも知りませんでした

NHK別撮大河ドラマ特別付録みたいな「坂の上の雲」によって、子規についてのことを少し知ることができました。本棚を見渡しても子規の書いた本は、一冊も持っていません。

昨日、来年のカレンダーでも買っておこうと百均へと行ったら、、、『ダイソー文学シリーズ26・正岡子規』という文庫本サイズのアンソロジーをみつけました。このシリーズは、著作権切れとなった作家のを30冊ほど刊行したもののようです。”ウェブで公開されている電子図書館「青空文庫」からダウンロードし、新たな編集を加えました。”とも書いてありました。パソコンや携帯画面で「ぶんがく」を読むことには慣れないので、105円で本にしてもらえるなら、そのほうがありがたい感じがしました。

その巻末に載っていた慶応三年の生まれだという子規の年譜を見てゆくと、年齢と明治の年号とが一緒でした。このような著名人をひとりみつけておくと、けっこう便利なものです。昭和の年号と年齢が同じなのは、三島由紀夫です。大正は15年しかないので、あまり役に立ちませんが、、。



雪の日の隅田は青し都鳥  (隅田公園)

観音で雨に逢ひけり花盛り (浅草寺・淡島堂近くの公園)

浅草の林もわかず暮れそめて三日月低し駒形の上に  (駒形橋)

寄席はねて上野の鐘の夜長哉  (下谷神社)

雑とうや熊手押あふ酉の市  (鷲神社)

牡丹載せて今戸へ帰る小舟かな  (山谷堀公園)





初詣には、浅草寺などへでかけることもあるでしょうが、浅草周辺には子規の句碑がいくつもあるようなので、探してみるのも良いかもしれません(^^)

1 件のコメント:

  1. 1867年ですね。子規と言うと、どうしても漱石の所の居候(^^;のイメージが強く。松山出身と言う事もあり、ぼっちゃんの話も、子規あたりから沸いたのかなとイメージしてしまいます。本人の詩や俳句、ほとんど意識した事がないです。その本いいなぁ(^^)/どこの百均でも売ってるのかなφ(.. )

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