2009年12月29日火曜日

フライングするあけおめと言葉のよろめき





「あけおめことよろ」に対して、「年に一度の挨拶を省略するな!!」という反動意見が出始めたのは、一年くらい前からでしょうか???

極端な省略フレーズは、もしかすると携帯電話でのメール送信料金が高かった時代に考案されたものなのかもしれませんが、たとえそうだったとしても、そんなことは既に忘れ去られてしまいました。

「あざーす」は、どんな意味・用法なのか、やっと知った頃には、これまた古びた言葉となっていた感じがします。

体制が一新された(?)日本漢字能力検定協会による「今年の漢字」に「新」が選ばれました。でも新政権のありがたみや期待が日に日に薄れてゆく年末のようです、、、。



12月31日から1月1日へと日付がかわったとたんのお約束で、テレビでは「あけましておめでとうございます」の大合唱となりますが、、、東京での夜明けは、それから6時間半以上も先のことです。夜が明けるまでは、「大晦日」という日本の時制が崩壊したのは、やはりテレビが普及した以降のことですかね???

そんなわけで、夜明け前に神社仏閣へお参りするのは、その年の「初詣」ではなく「終わり詣」になってしまいそうですが、こんなことは屁理屈として葬り去られることでしょう(笑)

マーフィーの法則は、成文化された経験則かもしれませんが、いかに科学が進歩してもこの国には「言霊」という不思議で強力なパワーが存在しているようです。これからも折々に良き言葉を発するように心がけてゆこうかと思います。

1 件のコメント:

  1. 素敵な心がけですね。私も昨晩、家族全員で近所の神社へ初詣、おっと、終り詣でになりますが、家族が二年参りの意味を知らなかったのに驚きました。大晦日から言えば、12時を境に行くのはおかしいのですが、説明にはいい機会でした。私も姫と同じ事を考えるようになったのは、鉄腕料理人の審査員の女性、おいしゅうございました。に触れた時です。美しい言葉だなと感激(^^)/これもよき言葉だなと思います。

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