2009年12月9日水曜日

世界の終わりの夢読みわんだあらんど

小石川植物園でスケッチをしている人の大半は、植物ではなく「旧東京医学校本館」であった建物を描いているようです。今は、「東京大学総合研究博物館小石川分館」というものになっています。この博物館には、植物園を出ないと入れませんが、植物園には再入場はできないことになっているようです。博物館は、入場無料です。
博物館の「博」は、「博学」とか「博識」などの「博」と一緒で、とってもヒロシくんな意味かと思えます。ところが、ここの博物館の展示物は、出し惜しみしているのではないかと思えるくらいに狭くいつも変わりばえがしない品々が並んでいて、脈絡が無く説明もないところが、なんだか逆にとっても奥が深く、超~アカデミックなのではないかと凡々人は、目眩ましをくらうのであります。”常設展示「驚異の部屋」”という名称になってました。
入口のすぐ前に置いてあるのが、口径8センチくらいの経緯台式の屈折天体望遠鏡です。回転リボルバーな(?)接眼鏡も付いているので、筒先を植物園の方に向けて覗いてみたくなりますが、たぶん展示物には触ってはいけないのでしょうね。隣には、小動物や鳥の剥製があります。岡田外相に似た胸像やら人体解剖模型が仲良く並べられています。そんなのを見ていると「ノアの方舟、アノ僕が運ぶネ」などと意味不明の呟きをしたくなってきます。
ところで、草花の場合は、「百花」「百草」「千草」と言うくらいで足りてしまうので、「博」とは「万」から先の単位なのかもしれません。
一昨日、あしかがフラワーパークへ到着したのが、午後2時40分くらいでしたが、3時で一旦客を追い出して、3時半から昼間よりも入場料を多くして、電飾の夜の部になるのでした。紅葉は、「フラワー」ではないからなのか、紅葉ライトアップなどはまるで行う気がなさそうです。寒空の下で寒い電飾を見るほどのこともないので、20分弱の入場だけで帰ることにしました。
キャラメルポップコーンを売っていたので、ひとつ買いました。その味は、不思議なことにTDRの電飾行列を見たくさせるものがありました、、。記憶の脈絡のない連鎖が始まり、いつのまにか頭の中では城卓也の歌う「骨まで愛して」が鳴り響く、なぁんてことは蟻ま千匹。

1 件のコメント:

  1. リボルバーには笑いましたが、意味はわかりますよ。正式になんて呼ぶのか、ネットでは分かりませんでした。

    博識博物、、、ひろいと言う意味ですが、博愛になると、全ての意味になります。単位は万より多いかもしれません。

    万と言えば、これが外国人には難しいらしいです。日本語教室で数字を漢字で書く授業があるそうで、カンマを三つで区切る習慣しかないから、馴染めないんですね。

    返信削除