2009年11月29日日曜日

人の縁とは不思議なもので、あれから何年縁切寺

円覚寺前の踏切を渡って、人が流れて行くままに歩くとすぐ東慶寺に着きました。ここは、中高校生の頃に二、三度訪れていることは確かなのですが、記憶とやや一致するのは、細長い敷地であったというくらいで、まるっきり初めて見るような感じがしてしまいました。
「駆け込み寺」あるいは「縁切り寺」と言うほうが知名度がありそうです。今は、尼寺ではないようです。臨済宗円覚寺派とのことなので、円覚寺の別院みたいなものでしょうか。
本殿に入るところのモミジが、色様々で見事な紅葉でした。意外だったのは、墓地の方へも自由に歩いてゆけることでした。そんな奥まで入れたという記憶がありません。
岩波茂雄、小林秀雄、神西清、鈴木大拙、高見順、西田幾多郎、野上弥生子、和辻哲郎などなど著名人の墓が多数あるようですが、どこにあるのか特に案内掲示はされていませんでした。
この東慶寺が舞台ではないのですが、なんとなく三島由紀夫の『天人五衰』の結末シーンを思い浮かべてしまいます。
亀ヶ谷坂の切り通しを通って鎌倉駅から帰ることにしました。駅に近いところまできたところにあった「游古洞」という古書店と骨董屋・雑貨屋が複合したようなお店があって、なかなか良い本を置いてあるわりに値段は高くなさそうでした。何も買いませんでしたが、また機会があれば寄りたいお店です。

昨日の天気予報では、今日は曇り空から雨になり、年末くらいの寒い日だと言っていたので、出かけるのを見合わせていたら、快晴の暖かい日となってます。これから出かけるには、ちょっと遅すぎるし、、、なんだか損をしたような気分です。

1 件のコメント:

  1. 游古洞(^^)いい店ですよね。あんなおもちゃ箱のような部屋が私も欲しいです。

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