2009年11月13日金曜日

ガマは窯でも文明開化の音遠く

昨夜の天気予報では、今朝9時頃から雨が降り出すとのことでしたが、ちょうどその頃には一時的に雲が切れて空広く青空となりました。
雨ならば、前回10月8日の台風後に出かけた小山市立車屋美術館だけ行くつもりでいましたが、急に雨になるような空模様ではないので、午前10時半くらいに東武日光線・新古河駅から歩きはじめました。新古河駅は、埼玉県北川辺町にあります。渡良瀬川にかかる三国橋を渡ると茨城県古河市に入ります。三国橋の「三国」も、かつては武蔵・下総・下野だったのでしょうが、今は埼玉・茨城・栃木ですね。
まずは雀神社へ寄りました。「鎮(しず)め宮」が転化して「雀宮」となったという説明が境内に書かれています。社殿は、1605年の造営だそうです。
国道4号線へと出て、ここから間々田までは「細切れおくのほそ道」お散歩となるのですが、今日はどちらかといえば奥の細道無関係の寄り道の方がメインです。
見落としたのか表示板が存在しないのか、いつのまにか栃木県野木町です。
明治21年から昭和47年まで赤煉瓦を製造していた下野煉化製造会社の煉瓦窯を見に行きました。現在は、ロイヤルホースライディングクラブという乗馬施設の敷地内になってしまっています。どうやら以前は、ある程度内部も見ることができたようなのですが、老朽化のために野木町では寄付金を募って修復工事をしている最中でした。見栄えの良くないフェンスに囲まれてしまっていました。
東京駅の駅舎もここで製造された煉瓦が使われているそうです。煉瓦窯は、外周約100メートル16角形で、煙突の高さは34メートルとのことです。ドイツのホフマン式輪窯と呼ばれ効率よく大量生産ができる構造だったようです。
今日は、乗馬クラブの客も修復工事の人も誰もおりませんでした。いつか内部も見物できる時が来るのでしょうか???

1 件のコメント:

  1. 階段は段が落ちてしまって土が見えるのか、長年の風雪で塵が土となったのか分かりませんが、修復にはかなりかかりそうですね。構造もレンガなのかかなり。。。。手がかかりそうです。昔は煉瓦を輸入してたんだってね。。。一個ずつ紙に包んであったって言うから、貴重なものだったと思います。

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