2009年8月1日土曜日

霊都の気怠い昼下がりをゆく

もしかすると、、、地球上で一番多くの死者が眠りについているのが東京であるかもしれません。上野の桜が見事なのは、死体をしっかり抱え込んで生長したからだと訊いたような気もします。
毎年8月に「虫干しを兼ねて陳列される」という幽霊画を見てきました。日暮里駅からしばし歩いたところにある「全生庵」というお寺です。三遊亭円朝による50幅ほどのコレクションなのだそうです。
幽霊にお足ナイトで、無料だとばかり思っていたら拝観志納金として、要500円でした。今日から8月31日までの展示です。39幅展示されていました。
昨年のブログにテレビからキャプチャした幽霊画を使ったことがあるのですが、それは伊東晴雨が「怪談乳房榎」を題材にして描いたものであったと原画を見て初めて知りましたし、責め絵だけでなく幽霊画まで描いていたことは意外でした(^^;)
帰りに寄ろうと思っていた朝倉彫塑館が、補修工事のために平成25年春くらいまでの休館となっていました。ずいぶん長いお休みですが、日本家屋部分が見られるようになると良いです。大名時計博物館へと行ってみたら、こちらも9月末まで休館でした。
西巣鴨へと移動して、、、妙行寺にあるお岩さんの墓を見ました。特に案内が掲示されていませんでしたが、墓地の中に赤い鳥居が建っていて、その近くにありました。「お岩様に塔婆を捧げ、熱心に祈れば必ず願い事が成就する」とのことです。
最後は、三ノ輪にある浄閑寺へ、、、ここは安政2年の大地震の時に多くの遊女が投げ込み同然に葬られたことから「投込寺」と呼ばれるようになった寺です。川柳に「生まれては苦界、死しては浄閑寺」と詠まれています。
帰ってきてから、なんだか左肩が痛くなっています。見える人が見れば、異界のなにかがぶらさがっているのかも、、、。

2 件のコメント:

  1. ゝ(゚ο゚)ゞオーイ
    お体お大事に

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  2. 怪談を怖いと思った経験があまりないのですが、学生の時に、キャンプだったのかな、いっしょにいた女子が話した、子の刻参り。。。あれは怖かったです。あはは夜トイレ行くの嫌になったもの(^^;

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