2009年8月17日月曜日

20年にわたる闇の封印が解かれた?!

収納してある場所は憶えていても取り出すには手前にある障害物を取り除かなくてはならないので、長い間ためらっていましたが、炎天下を歩き回るよりは容易いだろうと意を決めて、捨てるに捨てられない品々をかき分けかき分けして、20年ぶりくらいに「新潮カセットトーク」というカセットテープ音源から三遊亭圓朝・作『牡丹灯籠』(三遊亭圓生)を探しだして聴いてみました。収録されているのは、A面(46分)「栗橋宿」とB面(41分)「関口屋のゆすり」で昭和53年7月12日に都市センターホールでのライブ録音とのことです。
『牡丹灯籠』全編は通しでどのくらいの時間がかかるのか?、それを語り通せる噺家が今存在するのか?なぁんてことを考えてしまいました。
足のないはずのお化けが、から~んころ~んと下駄を鳴らしてやってくる!!ような場面は、別の章のお話らしく恐怖で涼しくなるようなことはありませんでした。歌舞伎の『東海道四谷怪談』にしても初演の時は『忠臣蔵』と並行して、そのパロディ化ということも含んで上演されたようですし、必ずしも現代人が求めるような「恐怖」など無用だったのかもしれません。
これと一緒に10本くらいのカセットテープブックがでてきました。いくつか開封していないものもありました。そうでなくても持っていることすら記憶から欠落しているものばかりです。
三島由紀夫自身が自作の「サーカス」と「旅の絵本」を朗読しているものを聴きながらこれを書いてます、、、。
(写真は、鳥居清長・画「吾妻橋下の涼み船」大判3枚続の部分)

2 件のコメント:

  1. 牡丹灯篭!昔、地方局の深夜放送で、やってるアナウンサーがいました。確か...アマチン、天野静男、ラジオは東海ラジオだったと思う。良かったよ、リスナーにも好評だったしね。あれ、カセットにとっておけば良かったなぁ。エアチェックしだしたのは、それこそFMが出来てからだから(爆)

    今は出来る人は少ないだろうね...肝心の落語だって、まとに出来ないのばかりだから(^^;

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  2. ある老人のように。「平岡君の声を聞いているのですね。」
    (/>□・)/なんでやねん!!

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