2009年4月25日土曜日

酔いどれ星ゆらゆら、地平をゆらゆら

今日はなんだか肌寒い日となっていますね。
先日、堂平にある天文台のことを書いた後で、唐突に「カノープス」という星を見た日のことを思い出しました。21、22歳頃だったかと思うのですが、、、その堂平の天体観測ドームがあるすぐ下の駐車場まで、星を見にでかけたことがありました。季節的には、秋だったかもしれません。その日のことは、「カノープスを見た!!」という以外はもう何も憶えていません。
一番明るく見える恒星は、おおいぬ座のシリウスですが、カノープスは二番目に明るくて、マイナス0.7等級の白い星です。でも北半球からでは、南の地平線ぎりぎりのところに赤く見える星となっています。見ることのできる北限は、計算上では福島県のいわき市のあたりになりますが、大気差とか高度を利用すれば、山形県の月山のあたりでも見えるかもしれないという話もあったと思います。東京あたりでは、一番高くても地平線から角度にして2度までしかあがりません。
星座のほとんどはギリシャ神話と結びついていて、カノープスもアルゴという船の龍骨にあたる部分にありますが、トロイ戦争の頃の実在した水先案内人の名前だという説もあるようです。
中国では「南極老人星」という名前で呼ばれていて日本の七福神の福禄寿の元となった神様のようです。七福神はなぜお寺に祀られているのか?とかギリシャ神話の神々は、今のギリシャでの扱いは?とか、分からないことは数々出てきますが、、、長生きすれば分かってくるかもしれません。福禄寿は、長寿の神様なので、、、カノープスも見れば寿命がのびるという御利益につながるようです(^^)v

2 件のコメント:

  1. 2度の高さに輝く星かぁ(・・)見た事ないなぁ。星空と言えば、生の天の川を木曾の山の頂上で眺めたことがあります。あれだけ濃くはっきりは、今の所人生で一度だけ。素敵な事に、女性と二人連れでした。

    うふふふ......思い出し笑いです(^^;

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