2008年11月22日土曜日

石が裂け、時も裂ける

石が裂けると書いて「おざく」と読む、石裂山の回遊ハイキングコースを歩いてきました。平成3~4年頃に続けて5件、転落などの死傷事故が起きたようで「本格的登山及びロッククライミング等の経験のない方は、入山しないでください」という掲示がされていました。本格的登山などしたことないですし、ロッククライミングなんてひとかけらの経験もありませんが、一日に2往復しか運行していないバスに乗ってきちゃったので前に進むしかないでしょ!!(^^;) 帰りのバスがやってくるまでには6時間以上あります。
石裂山の標高は879mで、回遊コースは7キロ程の歩行距離(標高差は575m)ですが、クサリにつかまったり、垂直に近いくらいに設置されたハシゴを登り降りしたりと、まるでアスレチックコースのようでした。歩き始めてわりとすぐのところに「縁結びの千本カツラ」樹齢千年という加蘇山神社の神木があります。桂の木特有の甘い香りはしませんでした。

なぜなのか分かりませんが、日光や奥日光では「既視感」というものをまるで感じたことがないのに前日光や足尾地区では頻発します。石裂バス停の奥にある壊れかけた建物も、ずっと前に夢の中で見たような気がしてなりませんでした。ひとつしかない教室の床は抜け落ちて窪んでいました。いつ廃校になったのか、、、たぶん昭和30年くらいで時が止まったままそこにあるような小学校でした。

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